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猫のサプリメントの選び方・与え方

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猫のサプリメントの選びの注意点

猫もお年を召してくると、色々と体に不調が出てくるもの。

少しでも健康で長生きしてほしいと、愛猫にサプリメントを与える飼い主さんが増えてきています。

何気なく与えがちなサプリメントですが、選ぶ際の注意点をまとめてみました。

猫のサプリメントの選びの注意点

効果を過信しない

サプリメントは医薬品ではないので、必ずしも効果が現れて病気や体質が改善するというわけではありません。

あくまで健康維持や自然治癒に必要な栄養素を補うためのものですので、1回与えるだけでは意味がなく、途中で止めても意味がありません。

毎日の食生活に取り入れて常に栄養のバランスを維持し続ける必要があります。

むしろ、普段のキャットフードで栄養が不足しているのであればサプリメントに頼るのではなく、キャットフード自体を適正なものに見直す必要があるかもしれません。

必要ないのにむやみに与えない

キャットフードは総合栄養食ですので、適切なキャットフードを毎日与えていれば栄養の過不足はありません。

病気でなく体調も良いのであれば、サプリメントを与える必要はないはずです。

ただし、体質の改善や、病気の予防、手作りフードの栄養バランス調整が目的であればその限りではありません。

人間用のサプリメントはダメ。ゼッタイ。

ひとつ気を付けておきたいのが、猫に人間用のサプリメントを与えないこと。

猫と人間では、体の大きさも内蔵の仕組みも異なるために有効成分の摂取量の上限が異なるのです。

特に脂溶性ビタミン(A、D、E)は体内で分解できず、人間用のサプリメントでは過剰摂取とな場合があります。

また、成分によっては猫に毒性を示すものも多数ありますので、ちゃんと猫用に作られているサプリメントだけを与えるようにしましょう。

猫のサプリメントの種類

猫用のサプリメントには様々な種類がありますが、目的に合ったものを選択しましょう。

ビタミン

ビタミンは体の構成を行う成分が働くようにサポートするなどの役割があります。

猫はビタミンC以外のビタミンを体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。

ビタミンには、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2種類があります。

水溶性ビタミンは水に溶ける性質があり、ビタミンB群、ビタミンCなどがあります。

脂溶性ビタミンは油脂に溶ける性質があり、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどがあります。

なお、ビタミンは過剰摂取により、腎臓病を引き起こす可能性が高まると言われています。

これは、過剰に摂取したビタミンを排出するために、腎臓に負担がかかってしまうためです。

推奨されている摂取量はビタミンにより異なります。

それぞれ何がどのくらい必要なのかは理解しておく必要があります。

ミネラル

ミネラルは体に必要とされる5大栄養素のひとつで、カルシウム、ナトリウム、鉄などの無機質のことを指します。

それぞれに働きがあり、体に取っては重要な栄養です。

例えばカルシウムは骨を作るために必要となり、鉄は貧血の予防や、疲労の回復に効果が期待できます。

その他にも、必要なミネラルはたくさんあります。

それぞれに推奨されている摂取量が異なるため、注意が必要です。

目の健康維持

目のサプリメントでは、目やに、目の痒み、白内障の進行遅延などの効果が期待できます。

目の健康に効果が期待できる成分として、ルテイン、アントシアニン、L-リジンなどがあります。

ルテインは、カロテノイドという天然色素のひとつで、緑黄色野菜、卵黄などに多く含まれています。

強い抗酸化作用からブルーライトや紫外線から目を保護する働きがあり、加齢による眼病対策などに効果が期待できます。

アントシアニンは、ポリフェノールのひとつで、ブルーベリー、黒豆に含まれています。

こちらも強い抗酸化作用があり、ブルーライトや紫外線から目を保護する働きがあります。

目の機能の改善、眼病予防に効果が期待できます。

L-リジンはアミノ酸の一種で、乳製品、大豆製品に多く含まれています。

L-リジンは体内でのタンパク質の合成に必要な成分です。

結膜炎や角膜炎などの原因となるヘルペスウイルスの予防にも効果が期待できます。

毛づや・スキンケア

猫の毛づややスキンケアに効果が期待できる成分には、タンパク質アミノ酸などがあります。

タンパク質は猫の健康のために不可欠な栄養素ですが、被毛にとっても重要な栄養素です。

アミノ酸は、タンパク質を合成する成分です。

タンパク質を多く合成させるためにも積極的に摂取していく必要があります。

骨・関節の健康維持

猫の骨や関節をサポートするサプリメントにはいくつか種類があります。

関節の負担を減らすため軟骨の成分を補うもの、炎症を抑える効果が期待できるもの、活性酸素を減少するものなどがあります。

猫の関節は激しい運動や体重の増加から負担がかかってしまうこともあります。

猫の関節炎に効果が期待できる成分として、グルコサミン、緑イ貝、DHA・EPAがあります。

グルコサミンはアミノ酸の一種で、関節で軟骨の成分となるプロテオグリカンを作ります。

グルコサミンは軟骨の強化や再生の促進に作用し、関節炎の予防に効果が期待できます。

緑イ貝は、オメガ3系脂肪酸、コンドロイチン、ミネラル、アミノ酸、プロテインなどの多くの栄養素が含まれています。

関節炎の痛みや腫れの緩和などが期待できます。

DHA・EPAは、魚油などに多く含まれるオメガ3脂肪酸です。

体内で代謝されると炎症を抑える物質を生成し、痛み止めの薬を減らすことができる場合もあります。

胃腸・腸内環境の改善

胃腸など消化器のサプリメントにも種類があり、腸内環境を整えるもの、消化機能をサポートするものなど、その効果も様々なものがあります。

猫の胃腸・腸内環境に効果が期待できる成分として、食物繊維や酵素、プロバイオティクス(乳酸菌など)などがあります。

食物繊維は穀類や野菜に多く含まれています。

食物繊維の摂取により腸の働きを整え、正常に保つ効果が期待できます。

また、便の粘性を高め、胃腸内の毛玉を取る効果も期待できます。

タンパク質の一種である酵素は、ミネラルの周りにタンパク質がついた構造を持っています。

酵素が不足してしまうと、胃腸障害や疲労などの原因に繋がります。

酵素を十分に摂ることで、消化機能の向上、血液循環や皮膚の新陳代謝の促進などが期待できます。

プロバイオティクスは腸内フローラのバランスを改善する乳酸菌などの微生物です。

菌のエサとなる食物繊維と一緒に摂ることで効果をより高めることができます。

肝機能

肝臓の機能をサポートするサプリメントにも様々な種類があります。

解毒に効果が期待できるもの、肝臓の回復に効果が期待できるものなどがあります。

猫の肝機能に効果が期待できる成分として、タウリンやマリアアザミ、BCAAがあります。

タウリンは目や心臓などにも関わる重要な栄養素ですが、肝臓の解毒作用を期待することもできます。

タウリンを十分に摂取することで、胆汁の分泌、肝細胞の再生、インスリンの分泌などが促されます。

人間は体内でタウリンを合成することができますが、猫はタウリンを合成することができません。

マリアアザミは腎臓や皮膚の治療にも効果があるとされますが、肝臓の保護や再生を期待することもできる成分です。

BCAAとは、バリン、ロイシン、イソロイシンという3つの必須アミノ酸の総称です。

肝機能を高める効果があり、アンモニアの解毒にも効果が期待できます。

また、細胞の新陳代謝を促す働きがあるため、肝臓の再生、回復などにも効果が期待できます。

腎臓・尿路の健康維持

腎臓や下部尿路に効果が期待できる成分として、オメガ3脂肪酸やプロアントシアニジン、キナ酸などがあります。

オメガ3脂肪酸は、DHA、EPA、ALAからなる必須脂肪酸で、青魚の脂肪に多く含まれています。

腎不全の予防が期待できます。

プロアントシアニジンはクランベリーなどに多く含まれるポリフェノールの一種です。

強い抗菌作用があり、膀胱の中の細菌の増殖を抑え、尿路に細菌が付着するのを防ぐことで、尿路感染症の予防が期待できます。

また、腎臓の働きを活性化し、老廃物や塩分を尿として体の外へ排出する効果も期待できます。

キナ酸はコーヒーの種子などにも含まれる有機酸の一種です。

尿を弱酸性に保ち細菌の増殖を抑え、膀胱が細菌に感染するのを防ぐ効果を期待できます。

また、尿が弱酸性に保たれることで尿結石の予防にもなります。

免疫強化

猫の免疫を強化するサプリメントにも多くの種類があります。

免疫を強化することで、病気にかかりにくくすることができます。

猫の免疫強化が期待できる成分としては、乳酸菌やコエンザイムQ10などがあります。

乳酸菌は免疫の向上に深く関係しています。

腸内の細菌バランスを保ち、アレルギーに対する免疫力向上などを期待できます。

その他にも新陳代謝の促進などを期待できます。

コエンザイムQ10はエネルギーの生産に必須の栄養素です。

エネルギーの生産改善、免疫力向上の働きがあり、高血圧、不整脈、狭心症、僧帽弁逸脱などの予防や改善が期待できます。

高齢になってしまった猫の免疫のサポートとしても効果を期待できます。

メンタルケア

猫はストレスを感じやすい動物ですが、そんなメンタル面もケアしてくれるサプリメントもあります。

猫のメンタルケアに効果が期待できる成分として、アルファ-S1トリプシンカゼイン、トリプトファン、ギャバ、スカルキャップなどがあります。

アルファ-S1トリプシンカゼインは牛乳に含まれています。

イライラの鎮静、興奮や不安などの状態にある精神を安定させる効果が期待できます。

トリプトファンはアミノ酸の一種です。

猫にも起こるとされるうつや不安は、脳内伝達物質のセロトニンの不足によって起こるとされています。

トリプトファンを十分に摂ることで脳内のセロトニン量が安定し、鎮静や精神の安定が期待できます。

ギャバもトリプトファンと同じくアミノ酸の一種です。

興奮の原因となる物質の分泌を抑えることでリラックス状態にし、ストレスの軽減が期待できます。

スカルキャップは古くから薬草として用いられてきたハーブです。

興奮を落ち着かせ、恐怖や怒りなどを鎮める効果がありますが、ストレスから来る体の緊張を緩和する効果も期待できます。

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