モグニャンはテレビCMでお馴染みのドッグフード「モグワン」の姉妹品にあたるキャットフードです。
ネットではやたらと高評価を得ていますが、果たして本当にそれほど優れているのでしょうか。
モグニャンの原材料、安全性、評判、値段など、様々な疑問について解説します。
モグニャンの基本情報

評価項目 | 評価(10/10) |
原材料 | 10 |
安全性 | 10 |
嗜好性 | 9 |
コスパ | 9 |
口コミ・評価 | 9 |
ココがポイント
- 白身魚を63%使用した高タンパクな栄養バランス
- 穀物不使用
- 人間が食べられる食材だけを使用
- 人工添加物不使用
対応ライフステージ | 全年齢 |
販売価格 | 3,960円(定期購入:3,564円/月) |
体重4kgの成猫1日あたりの価格 | 約110円 |
内容量 | 1.5kg |
主原料 | 白身魚(タラ)63% |
穀類 | 不使用 |
酸化防止剤 | 自然由来のミックストコフェロール(ビタミンE) |
ミール・副産物 | 不使用 |
合成酸化防止剤 | 不使用 |
合成香料・合成着色料 | 不使用 |
原産国 | イギリス |
販売元 | 株式会社レティシアン |
編集部によるモグニャンの総評
モグニャンは白身魚の動物性タンパク質をメインにしたキャットフードで、猫に必要なタンパク質を十分摂取できるほか、高血圧や糖尿病の原因となる米、トウモロコシ、小麦などの穀類を一切使用していないので安心です。
また、発がん性やアレルギー性皮膚炎の原因となる酸化防止剤や合成着色料を一切使用していないので、安全性も十分です。
高品質ながらコスパが良く、食いつきの良さも申し分ないので、初めてのプレミアムフードにはうってつけです。
モグニャンの原材料と安全性を徹底分析
モグニャンの原材料を分析しながら品質や安全性をホンネで語ってみたいと思います。
新鮮な白身魚64%使用!理想的なタンパク質量
モグニャンは原料にタラを中心とした新鮮な白身魚をガッツリ64%使用しています。白身魚は良質なタンパク質の供給源であるだけでなく、良質なオメガ3脂肪酸やコラーゲンの宝庫。粗悪なフィッシュミールや副産物は使用していません。
粗タンパク質は30%と多すぎず、少なすぎず、どの成長段階の猫にもちょうど良いバランスの配合です。
高品質な原材料のみを使用・高い安全性
モグニャンは人間が食べられるレベルの高品質な原材料だけを使って、安全基準の厳しいイギリスの工場で人間の食品レベルを保ったまま製品へと加工されています。
市販のキャットフードに含まれる米やトウモロコシ、小麦などの穀物、人工添加物は一切使用していませんので、安心して愛猫に与えることができます。
モグニャンの原材料表と成分表
もぐニャンの原材料表と成分表は以下の通りです。
原材料表
原材料を見る限り、ミール・副産物の使用はありません。健康リスクのある人工的な酸化防止剤、香料、着色料も使用されていません。
原材料
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ
白身魚
白身魚は豊富なタンパク質、オメガ3脂肪酸、コラーゲンを含んでいます。
また、白身魚の食いつき抜群の香りと味わいは、袋を開けた瞬間に猫の食欲をそそります。
サツマイモ
サツマイモには食物繊維のほか、ビタミンC、カリウムが豊富に含まれています。
腸内環境を整えたり、高血圧の抑制効果が期待できます。
豆類(ひよこ豆、レンズ豆)
豆類は良質な植物性タンパク質の供給源です。
サーモンオイル
必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸を豊富に含むサーモンオイルは、代謝を促し皮膚や被毛の健康を保ちます。
成分表
粗タンパク質 | 30% |
粗脂肪 | 16% |
粗繊維 | 3.5% |
粗灰分 | 7% |
水分 | 7% |
オメガ6 | 1% |
オメガ3 | 2.1% |
エネルギー(100gあたり) | 365kcal |
猫は完全な肉食動物ですのでタンパク質量の多い食事が理想的。特に成長期の子猫は高タンパク・高カロリー、成猫~シニア期では高タンパク・低カロリーのフードが必要です。
モグニャンは全成長段階に対応するように開発されているので、高すぎず低すぎないタンパク質と脂肪分で丁度よいカロリー量となっています。
米国飼料検査官協会AAFCOが定める基準値はタンパク質が子猫30%以上・成猫26%以上、脂肪分が子猫9%以上・成猫9%以上ですので、栄養バランスの基準は問題なくクリアしています。
モグニャンの安全性について
モグニャンはBHA、BHTなどガンのリスクが高い酸化防止剤や、アレルギー性皮膚炎を引き起こす着色料、香料など、猫の健康を害するような人工添加物は一切含まれていません。
ミールなどの粗悪と思われる原材料も使用されていません。
また、穀物は一切不使用で吸収の早い炭水化物を抑えていますので、高血圧、糖尿病などのリスクが抑えられます。
安全基準の高い工場で生産
モグニャンは国内のブランドですが生産はイギリスです。
原材料の品質管理から加工、出荷まで一貫してFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しい基準を満たしたペットフード専門工場で行われています。
全ての製造工程を人間用の食品規格で行っているため、愛猫に安心して与えることができます。
モグニャンの1日の給与量
モグニャンは赤ちゃんからシニア猫までオールステージに対応しており、パッケージには子猫と成猫の2パターンのメーカー推奨の給与量が記載されています。
成猫への1日の給与量
メーカーが提示している給与量は子猫と成猫の2パターンのみで、シニア猫の給与量が示されていません。
成猫とシニア猫では必要カロリーが異なるはずですので、このまま与えるのには不安が残ります。
そこで、シニア猫の給与量を独自に計算したものを一緒に掲載しておきましたのでご参考までに。
カロリー計算には下記サイトを利用しました。
体重 | 成猫 | シニア猫 |
1~2.5kg | 35~45g | 21~41g |
2.5~3.5kg | 45~55g | 41~53g |
3.5~5.0kg | 55~70g | 53~70g |
5.0~6.5kg | 70~85g | 70~85g |
6.5~8.0kg | 85~110g | 85~100g |
8.0~10kg | 110~130g | 100~118g |
実際計算してみると、成猫とシニアではそこまで違いはありませんでした。
子猫への1日の給与量
一般には成長期にある子猫は生後6月まではバランスの取れた高栄養、6ヶ月以降は高カロリー・高栄養な食事が必要とされています。
生後12か月以降は成猫用フードに切り替えます。
月齢 | 1日の給与量 |
1~2ヶ月 | 35~50g |
2~3ヶ月 | 50~60g |
3~4ヶ月 | 60~70g |
4~6ヶ月 | 70~80g |
6~10ヶ月 | 80~90g |
10~12ヶ月 | 90~100g |
モグニャンを安く買うには?
キャットフードは毎日与えるものだからこそ、できるだけ安いところで買いたいものです。
いかに安く買うかを
公式サイトでの1袋の価格は通常3,960円ですが、いつも割引キャンペーンを行っており、実際には1袋10%OFFの3,564円で購入できます。
購入数 | 割引率 | キャンペーン価格 |
---|---|---|
1袋 | 10%OFF | 3,564円 |
2袋以上 | 15%OFF | 3,366円 |
6袋以上 | 20%OFF | 3,168円 |
送料は全国一律640円ですが一回で3個以上注文すれば無料となります。
モグニャンを飼い猫が気に入り継続できそうなら3個以上での購入がお得です。
注意したいのが商品の購入は自動的に継購入となること。
お届け周期は「1週間ごと」から「13週間」ごとまで1週間単位で選べ、お届け個数も自由に変更できるのですが、休止か解約しない限り次の商品が届いてしまいます。
休止・再開、解約はいつでも電話またはマイページで行うことができるので、必要なければ休止・解約しておけば良いでしょう。
筆者の場合はお金に余裕があるときに6個まとめて購入しておいて、届いたら次回のお届けを休止することにしています。
現状でこれが一番安上がりだと思いますが、せっかく買っても猫に合わなければ意味がありません。
初めて購入する場合は1個で様子をみて、合わなければ解約するのが吉です。
モグニャンのQ&A
最後に、誰に聞かれたわけでもありませんが、モグニャンについての素朴な疑問をQ&A方式でまとめてみました。
Q.モグニャンの賞味期限はどれくらい?
モグニャンの賞味期限は未開封で製造日から18ヶ月。開封後は、出来るかぎり早めに使い切ってください。
モグニャンは人工的な保存料が入っていません。劣化してはせっかくのナチュラルフードも意味がありませんので、開封後は遅くとも1ヶ月以内に使い切りましょう。
Q.モグニャンの保管方法は?
モグニャンの公式では「開封後はしっかりと密閉し」とありますが、実際の商品はマジックテープで開け閉めを行うヘンな仕様になってます。
当然、完全密封はできないので、個人的にはストッカーやジップロックに移して湿気を避けて、冷暗所で保管が良いと思います。
Q.モグニャンの粒(キブル)の大きさはどれくらい?
モグニャンの粒は直径5㎜、長さ7㎜の円筒形をしています。
Q.モグニャンは全年齢対応って言ってるけど、本当に子猫が食べても大丈夫なの?
モグニャンは離乳の済んだ1ヶ月齢の子猫から与えることができます。幼い猫でも食べられるサイズと硬さと思われますが、慣れるまではモグニャンをぬるま湯でふやかして与えた方がいいかもしれません。
子猫に必要なカロリーと栄養素は十分補えます。ただ猫皿に盛ったときの量が結構多いので焦ることうけあいです。
Q.モグニャンは全年齢対応って言ってるけど、本当にシニアが食べても大丈夫なの?
モグニャンは粗タンパク質30%ですので、シニアにも最適なタンパク質量を補うことができます。噛む力や歯が弱くなっている場合は、ぬるま湯でふやかすと良いでしょう。
モグニャンを腎臓の弱い猫にあげても大丈夫?
良いともダメとも言えません。モグニャンは療法食ではありませんし、腎臓への負担を軽減する目的でも作られていません。
一般に腎臓のケアにはタンパク質、リン、ナトリウム、マグネシウムの摂取量を下げる必要があるほか、phバランスも保たなければいけません。必ず獣医師に相談の上、与えるようにしましょう。
モグニャンに変えたら下痢・嘔吐した、体調を崩した
いきなりキャットフードを切り替えると消化器官に負担がかかり、下痢や嘔吐をすることがあります。
この場合は、現在のフードにモグニャンを少しずつ混ぜていき、ゆっくりと切り替えを行うことで回避できます。
しかし、キャットフードの成分が合わない場合もありますので、無理は禁物です。おかしいと思ったときは獣医師の診断を受けてください。
モグニャンに切り替えるときのコツってある?
変化を嫌う猫に対して、いきなりフードを切り替えると食べてくれなかったり、消化器官に負担をかける場合があります。
初めは現在のフードにモグニャンを10%ほど混ぜて食べさせるようにしましょう。
猫の食いつきや体調の変化に気を付けながら、10日間かけて混ぜる割合10%ずつ増やしていきます。
食べなくなったり、体調に変化が起きたときは、慌てずこの割合を1段階戻して様子をみます。
猫がモグニャンを食べない、食べなくなった
好物をトッピングしたり、ぬるま湯やスープでふやかすと食べてくれる場合があります。
体調不良を訴えている可能性もありますので、投与の継続は慎重に判断しましょう。
モグニャンの口コミ・評判
モグニャンのインターネットでの評判はどうなのでしょう?
評判をTwitterで調査しました。
カナガン飽きてきたからモグニャンにかえたら何でも食べるむーの食いつきが悪い気がする。全部食べるし人のも奪うんだけどタラタラ食べている。逆にカナガンダメだったミケはモグニャン平気らしい。自然系フードむずいぃぃ!! pic.twitter.com/ZKjSOA7N5C
— ねこさま (@komasan96) 2019年1月31日
モルモルはモグニャンのおかわりを小さーくゴロゴロいいながら待ってます😆
太ってるからあげないよ〜😅 pic.twitter.com/Y6lO5gabBZ— mikekomama (@mikekomama1) 2019年1月30日
うちの子は鹿肉が好きなので、ベニソン味のカリカリを探したら食い付き抜群でした😊
右下のgo!はニオイが少しキツめなので、もし好みに合えば袋を開けるだけで猫が寄ってきますよ~✨
モグニャンも食い付きは良かったですが、かなり油っぽい感じでした😓— まぁちん (@Ragdoll_lovely) 2018年12月20日
まとめ
モグニャンは人工の酸化防止剤や着色料、香料といった体に悪い添加物を一切使わず、肥満や糖尿病の原因となる穀物も不使用、新鮮な白身魚を主体とした理想的なキャットフードです。
食いつきがよく、ナチュラル系のキャットフードの中では値段も手ごろですので、初めてプレミアムフードを試してみたい方にもピッタリだと思います。
しかし、療法食ではありませんので、病気の猫ちゃんに与える場合は問題ないか確認してから購入しましょう。