外国製食品への不信感から、国産で質の良いキャットフードを求める飼い主さんが増えています。
しかし、せっかく国内で製造していても原材料が外国産では意味がありません。
そこで、製造も原材料も全てメイド・イン・ジャパンの「純国産キャットフード」に注目が集まっています。
「純国産」キャットフードとは
「純国産」の定義
純国産とはどんなものかと詳しく考えてみたことはありますか?
恐らく多くの方が、定義が曖昧なまま広まっているのではないかと思います。
われわれ人間が口にする食材だけでなく、キャットフードに対しても関わることなので詳しく調べてみました。
鶏を例に挙げるとすれば『純国産』とは、日本国内で幾世代にも渡り選抜交配を繰り返し、育種改良をを行うことで作出される鶏のことです。
この鶏が産んだ卵が『純国産の卵』となります。
また、純国産鶏に与える飼料や食品への加工、製造などもすべて国内で賄っているのが純国産となります。
「国産」と「純国産」の違い
国産について深く考えることもあまりないかと思いますので、この項では『国産』と『純国産』の違いについて書いていこうと思います。
純国産に関しては既出の通りとなりますが、では国産と何が違うのでしょうか?
国産とは簡単に言ってしまえば、どこかの国から持ってきたものを、日本で一定期間置いたものは『国産』となります。
また、例えば中国から輸入されてきた野菜や肉を、日本の工場で加工すればその時点で『国産』となります。
もっと詳しく言ってしまえば、『原産国』の表記に日本と記載があった時点で国産と勘違いする方が多いかと思いますが、原産国は『最終的に加工された場所』という意味です。
つまり輸入した食材を使っている可能性もあり、加工の過程で最終的に日本で加工された可能性もあります。
「国産」は安全だと思われがち
人間の食べ物で「国産」だと安全で高品質なイメージだが、ペットフード業界では一概にそうは言い切れない導入文
日本の食べ物は海外に比べると国民の衛生に対する意識が高いため、非常に安全基準が高く、国産のものは安心して食べることができるのは一般的です。
家族の一員である猫にも安全で高品質なものを与えたいのは当然ですよね。
そんな時に国産のキャットフードを与えるという選択肢がありますが、はたして、ペットフードにも日本産の安全神話は適用されるのでしょうか?
答えは『No』です。
実は人間の食品に対する安全基準と違い、ペットフードの原材料、添加物に対する規制は緩いため、必ずしも日本産のキャットフードが安全とは言い切れません。
国民一人一人の動物愛護の精神が、先進国に比べると低いのが理由と言えます。
実は日本のペットフードの安全性は他国に比べて遅れを取っている
日本における動物愛護の精神は、ヨーロッパに比べると格段に後れを取っています。
それは、保護猫や殺処分、行政の対応を見れば明らかではありますが、ヨーロッパでも特にドイツは動物保護施設であるティアハイムがあるほど、ペットに対して寛容な社会となっています。
犬や猫に対してマイクロチップや避妊・去勢手術の義務化だけでなく、ペットフードの製造は『人間の消費に適合するものでなければいけない』という厳格な基準があり、材料や添加物に至るまでヒューマングレードに定められているほどです。
2007年にアメリカのメーカーが中国産の小麦にメラニンが混入されていたことで、ペットの健康被害が相次いで報告され、大規模なリコール事件が起きました。
この事件をきっかけに、ようやく日本でもペットフードを規制する法律を定める声が高まったことで、2009年にペットフード安全法が制定されました。
動物愛護法やペットフード安全法は比較的新しい法律
日本では1687年に、時の将軍『徳川綱吉』が制定した動物を殺すことを禁ずる(殺生を禁ずる)『生類憐みの令』が有名ですが、良いことばかりではなく悪い側面の方が多く、実質、正式な動物愛護の法律ができたのは1973年です。
動物をみだりに殺傷しないなどの旨が法律には記載されていますが、実際は今なお飼い主の手で保健所に連れて来られるペットや、引き取り手が見つからず殺処分されるペットが後を絶ちません。
それに比べ、イギリスでは動物愛護法が制定されたのは実に『200年以上も前』で、これは子供の法律よりも先にできたと言われるほど、国民の動物に対する愛護精神が根付いていると言っても過言ではありません。
さらに動物虐待を取り締まるアニマルポリス、飼い主にたいして適正な住環境を用意することを義務付けることで、人間の子供と同等にペットをしつけることが国民に浸透しています。
日本でペットフード安全法が施工されたのはいつ?
ペットフード安全法(愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律)が施行されたのは、『平成21年6月1日』です。
200年以上も前から動物に対する愛護精神が国民一人一人に浸透しているヨーロッパに比べると、遥かに劣っていると言えます。
施行された経緯には日本の習慣、日本人の習性の悪いところがわかりやすく反映しているのではないかと思います。
日本人は『何かが起きなければ動かない』習性があるため、何らかのキッカケ(犠牲)があり、初めて重い腰を動かします。
2007年のメラミン混入事件について
既出にはなりますが、ペットフード安全法に施行のキッカケとなったのは、2007年に起こった『ペットフード大量いリコール事件』です。
概要は、アメリカやカナダで犬や猫が腎不全で次々に亡くなってしまったという事件です。
これにより、含有量の違いはありますが、同じ材料を使用していた『200ブランド』でリコールが引き起こされました。
亡くなったペットの頭数は、アメリカでは『犬:2200 猫:1950』とされていますが、総数は不明で、専門家の見解では数万単位のペットが犠牲にった可能性があるとのことです。
原因は、グルテン(小麦)にメラミンが混入されていたためです。
グルテンにメラミンを加えると、タンパク質の基準値が高まり、質の良いタンパク質にみせるため、中国の業者が意図的に混入していました。
食品の安全性や命を軽んじるこのような事件は決して許されることではありません。
現在は表示が義務付けられている
現在はペットフード安全法の施行に伴い、原材料や添加物、成分の表示が義務付けられています。
概要は、ペット用の飼料の製造方法などについての基準や成分についての規格の設定、基準や規格に合わないものの製造などの禁止、有害な物質を含むペット用飼料の製造などの禁止、製造業者などの届け出や帳簿の備付けなどです。
しかしながら、まだまだ問題点が多く残っているため完璧ではありません。
何より、国民一人一人の意識がペット先進国とは異なるため、ペットフード安全法と言えと、安心できないと言って良いほどです。
一方で原材料の添加物までは表示義務がない
ペットフード安全法の問題点としてまず挙げる必要があるのは、『5%未満の成分は原材料や原産国の表示義務がない』『添加物の基準が緩い』『違反しても罰則がない』『対象は犬と猫のみ』『原産国は最終加工を行った場所』などが挙げられます。
これだけ見てもわかる通り、法の抜け穴が多くあるため、安全法が施行された今でさえ、キャットフードは安全とは言えません。
しかし、その中でも本当に動物のことを思い、製造や原材料に至るまでこだわりや信念を持っているメーカーが存在していることも事実ではあります。
われわれ消費者は、表示されている原材料や添加物などを見て判断することしかできませんが、様々なサイトやメーカーの公式ページを読むことで、本当に良いもの選ぶ目を持つ必要があります。
規格が定まりフードの品質は向上してきている
様々な問題点が提起されてはいますが、ペットフード安全法の施行により、品質が向上してきているのは確かではあります。
ペットフード公正取引協議会などが、ペットフードの安全性や安心のために試行錯誤し取り組みを行うことで、粗悪なフードは徐々にではありますが、ネットの普及も手伝い淘汰される流れとなりました。
今の時代、少しでも問題があるフードや原材料や添加物などに危険なものが入っているなら、ネットで情報が広がり、売り上げに直結するため、企業側も粗悪なものは作れなくなっているのも良い流れではありますが、その中でも、未だに激安フードの中には危険と呼ばれる添加物などを使用しているものもあるため、それを見極める知識は必要です。
安全な純国産キャットフードの選び方
ペット先進国の安全性の高いプレミアムキャットフードがスタンダードになってきいますが、やはり到着するまでの時間や、どうしても国産のフードを食べさせてあげたいという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
しかも、『国産』といえど、前述の通り、最終的に加工を行った場所が原産国になってしまうため、原産地ロンダリングは比較的容易であると言えます。
安全な純国産のフードを選ぶポイントとしては、『なるべく穀物を使用していない』『無添加』『原材料の産地』など、しっかり明記しているフードは安心と言えるでしょう、
細かく言ってしまえば、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしているフードであれば間違いないかと思います。
こだわりの原材料
例えば原材料の原産地や流通の履歴までも開示しているメーカーは、原材料にもこだわっている可能性があるため、安心して良いと思います。
もちろん肉だけでなく魚や野菜など、含まれる原材料全てです。
しかも中には産地が変わる場合があるが、すべて国産で賄っている旨も記載しているなど、徹底しているメーカーも存在しています。
中には人間への使用が禁止されている原材料は一切使用していないメーカーにもありますので、購入の際はメーカーのホームページを良く見ながら何が一番良いのかを見極めるのが大事です。
無添加
原材料にどれほどこだわっていたとしても一番心配なのは、危険と言われている合成添加物が使用されているかどうかですよね。
添加物はフードを酸化や品質が落ちないようにするために必ず必要なものです。
だからと言って、人工の防腐剤や酸化防止剤が使用されているのであれば、アレルギーや体調を崩してしまう原因となってしまう場合があります。
できれば、『人工添加物不使用』『着色料・香料不使用』などが明記してあるフードは、天然由来の酸化防止剤などを使用しているため、安全性が高いと言えます。
酸化防止剤にビタミンなどを使用している旨が記載してあるので、こちらも表示を見比べてみると良いです。
粗悪な原材料が含まれていない
『〇〇ミート』や『〇〇ミール』に関しては違うページでも詳しく説明させていただいておりますが、ネット上に蔓延している情報の洪水から、正しい情報を見つけるのは中々難しいかもしれませんが、必ずしも全ての『〇〇ミート』や『〇〇ミール』が悪いというわけではありません。
あくまで粗悪な『〇〇ミート』『〇〇ミール』が使用されているフードは避けた方が良いということを付け加えておきます。
『〇〇ミート』や『〇〇ミール』の中には足りない栄養素を補うために含まれている場合もあるため、見極めが必要です。
メーカーのホームページで原材料を良く見て、メーカーが本当に猫のことを思って製品の製造をしているかどうかで、粗悪な『〇〇ミート』や『〇〇ミール』を使用しているかどうかがある程度わかるかと思います。
どうやって確認すればいいのか
では、実際に購入する前に原材料を確認するにはどうしたら良いかを書いていきます。
一番手軽なのは、メーカーの公式ホームぺージです。
ホームページ上に原産国、原材料、製造工程や安全基準を満たしてるなどの旨を事細かに開示しているメーカーは信用できるのではないでしょうか。
ホームページを見ても良くわからないようであれば、様々なサイトを見比べるのも良いかもしれません。
情報が飽和状態ではありますが、中には成分や栄養素まで非常に詳しく書いてあるサイトもあります。
それでもよくわからないのであれば、ネットの口コミなどで選んでみるのも一つの手段ではないでしょうか。
おすすめの純国産キャットフード
ここまでお読みいただいた方であれば、既に様々なサイトを渡り歩いているのではないでしょうか。
その中で信用できる情報というものを見つけることができましたでしょうか?
恐らく同じような内容の文章だったり、同じようなフードをおススメしていたりと、読んでるうちに本当に良いフードってあるのかな?と疑問に思う方がほとんどだと思います。
純国産をお探しの飼い主さんに少しでもお役に立てるように、おススメのキャットフードを特徴と一緒に紹介していきたいと思います。
ねこはぐ
ねこはぐはヒューマングレードと純国産にこだわったキャットフードです。
人気モデルが愛猫をインスタグラムで紹介することで人気が爆発した商品で、グレインフリーが主流の近年、猫にも食物繊維が必要という理由で、あえて穀物を使用しているのも特徴です。
比較的、高価ではありますが、厳選された高品質な素材を使用しているプレミアムキャットフードです。
- 国産鶏肉とあえての穀物使用
ねこはぐに使用されている鶏肉は全てヒューマングレードの九州産若鶏を使用。
グレインフリーがプレミアムフードの代名詞と言っても過言ではないほど、主流となってきている昨今、穀物のに含まれる食物繊維の栄養素を取り入れることで、タンパク質や脂質、食物繊維や糖質など、猫に必要な栄養バランスを考えて原材料を取り入れています。
含まれる穀物の割合も0.5%以下と多くは含まれておらず、穀物アレルギーを持っている猫じゃなければ気にする必要はなく、むしろ穀物に含まれる食物繊維は腸内環境の改善に有効な栄養素を有しています。
- 酸化防止剤や保存料はもちろん無添加
安いキャットフードは嗜好性を高めるためのオイルコーティングがほどこされているのがほとんどですが、オイルコーティングされているフードは、オイルが酸化しないように、酸化防止剤などの添加物が使用されていることが多く、継続的に長期間摂り続けることで、知らず知らずのうちに、有害な添加物を体内に蓄積させてしまっている可能性があります。
その点、ねこはぐは風味オイルを一切使用しておらず、ノンオイルコーティングにこだわっているので安心です。
ちなみにキャットフードでオイルコーティングを行っていないのは希少です。
- 高い安全性(人間用食品加工工場で生産)
※GMP(日本健康・栄養食品協会)に認定された食品工場が管理するペットフード工場で、高い安全基準のもと、徹底した品質管理で製造されています。
※GMP:厚生労働省が定めた健康食品GMPガイドラインを順守している工場に付与され、原材料から製造、出荷するまでの過程において、全て一定の品質を保つための製造工程管理基準です。
- デメリットは値段も高い
ねこはぐを購入する上で一番ネックになるのは、やはり金額ではないでしょうか。
フードはころころ切り替えるものではないので、同じフードを長期で続けなければいけません。
猫は食事を切り替えると、ストレスを感じて食べなくなったり、危険ではないと認識しない限り食べてくれない場合があります。
そのため、一度切り替えたフードが良いものであれば長期間続けるのが猫の健康にとっても重要です。
ねこはぐは、継続するには高すぎるというデメリットもあります。
しかし、全て国産の高品質な原材料を使用し、添加物が含まれていないプレミアムフードは少々値段が高くても希少な感じはします。
何より、家族の一員である愛猫にはできるだけ美味しく、安全なものを食べさせたいのが飼い主さんとしては当然の気持ちかと思います。
お金を出して健康を維持できるなら、それに越したことはないような気もします。
- 穀類の使用が多いのでアレルギー持ちの猫は注意
プレミアムフードにありがちなグレインフリーではないため、穀類にアレルギーを持っている猫に対しては注意が必要です。
当然、激安フードに見られる『かさまし』のために大量に穀物が入っているわけではなく、猫のことを考え、穀物の栄養素をバランスよく摂れるように作られています。
また、使用されている穀物も最高品質のものですので、安心して良いと思います。
ただ、どれだけ良いものを使用していたとしても、アレルギーがあれば食べることはできないので、与える際には注意しましょう。
ねこひかり
ねこひかりは無添加の国産キャットフードで、原材料は全てヒューマングレードの安全性の高い素材を使用しており、主原料は鹿児島産の新鮮な若鶏です。
鶏肉だけでなく、煮干しやかつお粉を使用しており、魚由来のタンパク質やDHA・EPAなど、猫が体内で作り出すことができない、必須脂肪酸を接種することができます。
また、小麦粉・小麦グルテンを使用していないため、小麦アレルギーの猫にも安心して与えることができます。
- あえて雑穀を使うという選択
猫が消化・吸収を苦手とする雑穀をあえて使用することで、肉や魚だけでは補うことができない、ビタミンやミネラルなどを豊富に摂ることができます。
消化・吸収されにくい穀物も栄養素だけをしっかり吸収できるように、パウダーへと加工されているため、猫の腸に負担をかけることなく消化吸収できるように工夫されています。
- 酸化防止剤や保存料はもちろん無添加
猫の体に害のある人工添加物を一切使用していません。
香料や着色料、酸化剤や防腐剤、保存料が一切使われていないため、素材本来の香りで猫の食いつきを誘います。
また、嗜好性を上げる動物性油脂を使用したオイルコーティングをほどこしているフードが多い中、ねこひかりはオイルを使わない製法を使用しています。
- 高い安全性(人間用食品加工工場で生産)
徹底した安全、品質管理だけでなく精密金属探知機、X線剣先などの高水準の機会を導入し、安全管理を行っていますが、それだけでなく、熟練スタッフの目により安全性の最終確認が行われています。
運ばれてきた雑穀も全て放射線検査の後、粉末状へと加工され、九州産若鶏とブレンドされます。
以上のことから、極めて高い安全性で管理されたフードと言えます。
- デメリットは価格も高い
国産の原材料や素材にこだわり、製造工場での検査や徹底した安全管理のもと製造されているため、やはりどうしてもコストがかかってしまうのが難点はあります。
たしかに食は生きてる間は一生向き合わなければいけない問題ではありますが、だからこそ安全で比較的コストを抑えたフードを選びたいというのは当然のことです。
このことから、最低限の安全基準で国産のフードを検討している方対してねこひかりの値段はデメリットになるのではないかと思います。
- 穀類の使用が多いのでアレルギー持ちの猫は注意
高い安全性で無添加、鹿児島産の若鶏を使用しているため、猫にとっては非常にうれしいフードではありますが、穀物に対してアレルギーを持った猫に与える際には注意が必要です。
人間と同様に、最初からわかるものではなく、症状が出てから初めてわかるため、原因の特定は難しいと言われています。
アレルギーは発症するのは生後半年以降と言われていますが、個体差があり、早く発症する子もいます。
また、去勢や避妊手術後に、ホルモンのバランスが崩れることで発症する場合があります。
消化しやすく加工されてはいますが、猫にとって穀物は元々消化しにくい食材の一つであるため、注意が必要です。
日本のみのり
原材料にとことんこだわり、トレーサビリティ(原材料の流通経路を生産段階から最終消費段階または廃棄段階まで追跡が可能な状態)が100%。
合成保存料や着色剤、香料が一切入っていない無添加の総合栄養食です。
さらに、まるで家庭の手料理のように炊き込みをしてから混ぜ合わせるという徹底したこだわりのキャットフードです。
- 国産牛肉をメインに50%以上のたんぱく質量
第一原料である肉類には、国産の牛肉を使用した、牛肉粉やビーフエキスが配合されています。
さらには山形・宮城:米沢郷牧場の鶏のレバーや、国産のスケソウダラの魚粉、国産の鰹節などがバランスよく配合されており、実に50%以上のタンパク質を接種することができます。
炭水化物である玄米の配合量も低く、23%で抑えられており、脂肪も多く含まれていないので、あまり運動しない猫にも最適なキャットフードです。
- 酸化防止剤や保存料はもちろん無添加
人工の酸化防止剤ではなく、天然の酸化防止剤のビタミンEが使用されています。
また、着色剤や香料などを使用していないため、厳選された素材本来の香りが猫の食欲向上に期待ができます。
猫の身体に悪い影響を及ぼす成分が含まれていないため、安心して与えることがでると言えるでしょう。
- 徹底した原材料のトレーサビリティ
日本のみのりの特徴として、原材料の流通経路や生産段階から最終消費段階または廃棄段階まで追跡が可能なトレーサビリティが100%保障されているため、ペットの健康や安全面での配慮だけでなく、飼い主さんも安心して与えることができるのは非常に評価できる点ではないでしょうか。
また、それだけオープンにできるということは、原材料に対しても自信を持って公表できるということの表れでもあります。
- デメリットは値段が高く賞味期限が早い
デメリットとしては、原材料に対してこだわっているため、どうしてもコストが高くなってしまう点が挙げられます。
例えば3kgの猫に与える場合は『避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100』の計算方法で算出すると、目安となる給餌量は『約53g』となり、『目安給餌量×価格÷内容量』で算出すると、1日あたりの価格は『260円』となり、内容量が200gのものだと、約4日でなくなる計算となります。
また、合成保存料などを含んでいないため、賞味期限が短い点もデメリットとなります。
未開封でも賞味期限は6ヶ月と短く設定されています。
- 情報が少ない
原材料や無添加にこだわり、トレーサビリティ100%ではありますが、主原料の牛肉は牛肉粉やビーフエキスという点に少々懸念が残ります。
必ずしも肉粉が悪いものというわけではありませんが、国産の牛の中でも、本来食用として使用されない部位などが混じって入るのではないかという可能性はぬぐえません。
シェフキャット
数種類のヒューマングレードの動物性タンパク質をメインとして使用しているだけでなく、その名の通り無添加で安心して猫に与えることができるキャットフードです。
肉だけでなく、魚や野菜などがバランスよく配合されているため、特徴としては給餌量が少なくても、1日に必要な栄養バランスを摂ることができる総合栄養食です。
- 様々な生肉を主原料とした高たんぱくフード
使用されている主原料は、牛、鶏、馬、魚肉、豚レバーの生肉で、タンパク質は実に39%以上配合されています。
さらに、煮干しを細かくした魚粉は猫に必要なカルシウムを補い、必須アミノ酸が含まれているホエイタンパクも含まれています。
それらのすべての食材は最新の猫の栄養学に基づいた栄養設計のため、猫にとって非常にうれしい栄養バランスのキャットフードです。
- 人工添加物はもちろん不使用
人工添加物を一切使用していない完全無添加のキャットフードです。
嗜好性を上げるための風味オイル(オイルコーティング)を一切施していないため、猫の消化器官に負担がかかることなく、消化吸収してくれます。
また、合成着色在や香料、保存料なども含んでいないため、安心して猫に与えることができます。
- 値段が控えめ
原材料が高品質で、完全無添加だったとしても、キャットフードは継続して与えなければ意味がありません。
だからこそ、キャットフード選びにコストは非常に重要な割合を占めていると言っても過言ではありません。
通常のプレミアムフードは、原材料の品質や合成添加物を使用していないため、どうしても高額になってしまうのが難点ではありますが、シェフキャットは他の純国産プレミアムフードに比べ、1㎏あたり『2,515円』と、試しやすい値段設定となっています。
- デメリットは情報が少ない
デメリットとしては、原材料の産地情報、製造工場に関する情報、製造工程などの情報が少ないため、トレーサビリティ(原材料の流通経路を生産段階から最終消費段階または廃棄段階まで追跡が可能な状態)を知りたい方にとっては、懸念材料となるのではないでしょうか。