キャットフードには大粒や小粒といったサイズの違いがあります。
なぜ、同じキャットフードでもサイズが違うのでしょうか?
また、大粒のキャットフードは何のためにあるのでしょうか?
ここでは大粒のキャットフードについて詳しく説明していきます。
大粒のキャットフードとは?
大粒のキャットフードはメーカーによってその大きさに違いがあります。
一般的には1cmほどのものが大粒と言われています。
形状は、ドーナツ型で厚みがあり、花びら型のものなどがあり、想像よりも大きく感じる人が多いようです。
しかし、大粒のキャットフードは今現在も販売されているため、需要があるということです。
大粒キャットフードのメリット
大粒のキャットフードには作られているメリットがあります。
粒が大きいことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは大粒キャットフードのメリットについて説明していきます。
歯の健康
猫は食べ物を丸呑みしてしまいますが、大粒のキャットフードは丸呑みすることができず、噛み砕いて食べなければなりません。
この噛み砕くことによって、歯の歯石や歯垢を削り落とすことができます。
特に、大粒のフードは噛み砕いて食べたときに、粒が粗いままになるため、歯に詰まったり、残ることもありません。
飲み込むまでにたくさん噛むことで、歯のブラッシング効果になります。
吐き戻しの防止
猫は食べ物を丸呑みしてしまうことから、粒が小さいと丸呑みをしてしまい吐き戻すことがあります。
特に、早食いをしてしまう猫は吐き戻しが多いと言われています。
よく噛んで食べることで、早食いが原因となる吐き戻しを防ぐことができるのです。
一気に飲み込む猫には、噛み砕いて食べる必要がある大粒のキャットフードを与えてみると良いでしょう。
あごの強化
高齢になってしまうと、あごの力が弱くなってしまい噛み砕くことができなくなってしまいます。
しかし、成猫のころから噛むことを習慣化することで、あごの強化につながり、高齢になっても噛んでフードを食べることができます。
大粒キャットフードのデメリット
大粒のキャットフードはメリットだけでなく、デメリットもあります。
メリットとデメリットを見比べることで、どちらのフードが愛猫に合っているのかを見極めるようにしましょう。
食べにくい・食べない
大粒のキャットフードは猫によっては食べにくい場合があります。
特に、子猫は口も食堂も小さいため、食べにくく、噛む力が弱っている高齢の猫も噛むことができないため、食べにくくなっています。
また、食べにくさから大粒のキャットフードを食べないということもあります。
詰まらせる
子猫などが大粒のキャットフードを食べたときに、丸呑みしてしまうと、喉に詰まらせてしまうこともあります。
噛む力が弱い猫に与える場合には、注意するようにしてください。
給餌量の調節がしにくい
大粒のキャットフードは一粒が大きいため、給餌量を調整しようとしたときに調整がしにくいこともあります。
割って計らないとちょうどいい量にならないということもあります。
その分飼い主さんの負担になってしまうこともあります。
大粒キャットフードの与え方
大粒のキャットフードはどのように与えたら良いのでしょうか?
もしも、猫が食べないときにはどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、大粒のキャットフードの与え方について説明していきます。
年齢
大粒のキャットフードは年齢によって与えないほうがいい場合もあります。
デメリットでも書きましたが、子猫や高齢の猫には与えないほうが良いです。
粒が大きく、噛み砕いて食べる必要があるため、成猫のガツガツ食べる猫にはおすすめです。
フードを食べないことが猫にとっては一番良くないので、年齢によってフードを切り替えるようにしましょう。
食べないとき
もしも、猫が大粒のキャットフードを食べないときには、工夫して与えてみましょう。
最初の間は、あきらめずに与え続けることが必要となります。
お気に入りのおやつやウェットフードをトッピングすることで食べることもあります。
また、大きさや固さが気になっているようであったら、お湯やスープなどでふやかして柔らかくして与えてみるのもおすすめです。
まとめ
大粒のキャットフードはガツガツと食べる成猫におすすめであると言えます。
よく噛んで食べるため、満足感を得ることができ、さらには歯の健康維持にも効果が期待できます。
しかし、大きさや形状はメーカーによって異なるため、愛猫の好みに合わせてあげるようにしましょう。
吐き戻しが多い猫などお大粒のキャットフードにすることで、吐き戻しを防ぐことができます。
また、フードの大きさだけでなく、質もこだわるようにしてください。
愛猫にとって一番良いフードを選んであげましょう。