キャットフードの選び方 特徴・用途で選ぶ

関節をケアするキャットフード

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関節をケアするキャットフード

猫にも関節のケアは必要となります。

人間と同じように、歳を取るとともに足腰が弱くなってしまったり、それ以外の原因でも関節が弱くなってしまうことがあります。

ここでは、猫の関節ケアについて詳しく説明していきます。

猫の関節ケアとは

猫の関節ケアには様々なものがありますが、食事の改善や運動で関節のケアや強化を行うこともできます。

特に食事では、普段のフードに関節をケアしてくれる成分などが含まれているものを摂取することで、直接関節へと届きます。

関節が弱くなる理由

猫の関節が弱くなる理由としては、体重の増加による肥満、運動不足、激しい運動、加齢によるものなどがあります。

特に多いとされているのが肥満になりますが、いずれも関節への負担が増えてしまうことで関節が弱くなってしまいます。

肥満

肥満になってしまうと、体重が重いことで足腰の関節に過度な負担がかかってしまいます。

足が短い猫などは余計に負担がかかることとなります。

また、肥満になってしまうと運動量が減り、筋力自体が落ちてしまいます。

重さによって関節に負担がかかるだけでなく、軟骨の変形や擦り減りなども起こってしまいます。

運動不足

猫は運動不足により、関節が弱くなってしまうことがあります。

運動を行わないために、関節が強化されず、ちょっと動いただけでも負担が大きくかかってしまうのです。

これとは反対に激しい運動を続けてしまうことで、オーバーワークになり、関節が弱くなってしまうこともあります。

加齢

人間も年齢を重ねることで関節が弱くなってしまうことがありますが、猫も同じです。

高齢になると、筋力が低下してしまうことで軟骨が少なくなってしまったり、軟骨の弾力性がなくなってしまったりします。

12歳以上の猫がこれらに該当すると言われています。

栄養不足

猫の関節の形成に必要とされている栄養素が十分に摂取できていないことが原因となり、関節が弱くなってしまうこともあります。

関節を強化することも重要ですが、十分に栄養を摂取することで、関節への負担を減らすとともに、関節を保護することができます。

猫の関節ケアに必要な成分

猫の関節ケアには、どのような成分が必要となってくるのでしょうか?

関節のケアでは、軟骨成分を補うことが重要となります。

ここでは、猫の関節ケアに必要な成分について説明していきます。

グルコサミン

グルコサミンはアミノ酸の一つで、関節での軟骨成分のプロテオグリカンの原料です。
グルコサミンを摂取することで、軟骨のケアをすることができます。
関節炎の予防や抑制などに効果が期待できます。

グルコサミンはアミノ酸の一つで、関節での軟骨成分のプロテオグリカンの原料です。

グルコサミンを摂取することで、軟骨のケアをすることができます。

関節炎の予防や抑制などに効果が期待できます。

コンドロイチン

グルコサミンと同じように関節のケアでよく聞くのがコンドロイチンですが、コンドロイチンはグルコサミンの元となる成分です。

コンドロイチンには軟骨の水分の維持、弾力性の維持に効果が期待できます。

オメガ3系脂肪酸

オメガ3系脂肪酸は、DHAやEPAという成分ですが、魚油などに多く含まれています。

これらを摂取し体内で代謝することで、抗炎症効果が期待できます。

痛みがひどい場合には、痛み止めの働きをしてくれます。

関節ケアのフードを選ぶポイント

関節のケアをするためにはどのようなフードを選ぶと良いのでしょうか?

実際にフードを購入するときにどのようなポイントを押さえておくべきかをここでは説明していきます。

タンパク質

猫はタンパク質をエネルギーとしているため、タンパク質量は十分に摂取することが重要です。

主にタンパク質は37%以上含まれていることが理想とされ、さらには動物性タンパク質が良いとされています。

植物性のタンパク質では猫が消化しにくいため、良質な動物性タンパク質が十分に含まれているものを選ぶようにしてください。

炭水化物・脂質

炭水化物や脂質は猫にとって少量ですが必要となります。

しかし、多く含まれていると肥満の原因となってしまうため関節にも負担がかかる原因となってしまいます。

できるだけ、炭水化物や脂質が抑えられている、低カロリーのものを選ぶようにしてください。

グルコサミン・コンドロイチン

グルコサミンは軟骨を形成する成分で、グルコサミンは軟骨の水分量を保つことで動きを滑らかにする成分になるため、十分に摂取するようにしましょう。

猫の1日のグルコサミン摂取量は約1,000㎎と言われており、コンドロイチンと一緒に摂取することにより相乗効果が期待できます。

フードを購入する前に成分表記を確認するようにしましょう。

オメガ3系脂肪酸

オメガ3系脂肪酸は関節の痛みを抑える効果も期待できますが、それ以外にも様々な効果があります。

そのため積極的にオメガ3系脂肪酸が含まれているフードを選ぶようにしましょう。

食べ物に含まれている量が少なく、魚油などに多く含まれているため、成分表記を確認するようにしてください。

まとめ

猫の関節をケアするということは、猫が元気に動き回ることができるということにつながります。

寝たきりになってしまうと、関節も弱くなってしまいますし、逆に関節が弱いから寝たきりになってしまいます。

関節のケアには栄養を十分に摂取することも重要となりますが、関節に負担をかけないための体重管理も大切です。

毎日の食事を改善することで、関節のケアにも効果が期待できます。

そのため、与えるキャットフードにもこだわるようにしてください。

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