キャットフードは毎日与えるものですから、できれば安くおさえたいもの。
しかし、キャットフードの世界は正に安かろう悪かろうです。
ここではスーパーやホームセンターでみかける激安キャットフードの秘密に迫ります。
激安キャットフードの危険性
原材料
激安と言われるようなキャットフードは原価を抑えて作られており、主にトウモロコシの芯や、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプがかさ増しのため使われています。
猫は穀物を消化するのが苦手なため、これらの原料は猫の体に負担をかけてしまう可能性があります。
また、人間の食用として用いられる部位以外(本来廃棄される部位)や、病気になった動物の肉、交通事故などで死んでしまった動物の肉(4Dミート)、またはその動物の爪や羽など、消化しにくい部位を加工したものをミートミール、肉骨粉といい、これらも激安キャットフードの原材料とされています。
添加物
激安キャットフードには必ずと言っていいほど、BHA、BHTと呼ばれる添加物が含まれています。
強力な酸化防止剤で、発がん性や変異原性の可能性があり、継続して摂取し続けることで体内に蓄積し、体調を崩したり、アレルギーを発症してしまう可能性も高まります。
添加物はこれだけではありません。
安価なキャットフードで赤や緑や黄色など、カラフルなものを一度は見たことがあるのではないでしょうか。
これらは合成着色剤を使用することで、飼い主さんにとっての彩が良く、美味しそうに見えるという理由だけで添加されています。
しかし、着色剤は天然由来のものも存在しているため、すべてが危険というわけではありません。
賞味期限
賞味期限が近いものや大量の受注により、売れそうにないものをセール品として非常に安く売っている場合があります。
賞味期限があるのは強力な防腐剤などの添加物を使用していない場合もあるため、成分をよく見て購入するのであれば問題ない場合もあります。