一度キャットフードを開封した後は、保存容器に入れて保管するのが良いとされます。
なぜ、わざわざ他の容器に移す必要があるのでしょうか?
ここでは、キャットフードの保存容器の選び方について詳しく説明していきます。
キャットフードの保存容器とは
キャットフードは開封してしまうと、空気に触れ酸化しやすくなっています。
酸化すると味や風味、品質などが落ちてしまうため、猫が食べなくなってしまうこともあります。
保存容器にはキャットフード専用のものと、人間用のものを活用する方法があります。
キャットフード専用の容器
キャットフード専用に作られている容器には、開封した袋をそのまま保存できる容器が多くあります。
その他にも、袋から出して保存するタイプのものや、フードをそのまま与えることのできるものなど、近年種類が増えています。
また、専用のものは、キャットフードの品質が落ちる原因に対して、対策をしているものがほとんどとなります。
そのため、新鮮なキャットフードをそのまま保存することができ、猫のフードの食いつきが悪くなるといった点を防ぐことができます。
人間用の容器の活用
人間が普段使う容器を活用することで、キャットフードを保存しておくことができます。
特に使いやすいものとしては、密封できるタッパーのようなものです。
人間の食事も空気に触れないように、密封できる容器に移し替えることがあると思います。
この容器を活用することで、キャットフードも新鮮なまま保存しておくことができます。
デザインやサイズも様々なものがあり、選ぶ際のバリエーションが豊富にあります。
保存容器の選び方のポイント
保存容器を選ぶ際にはいくつかポイントがあり、これらを理解しておくことで、フードの品質を保ち保存することができます。
ここでは、保存容器の選び方のポイントについて説明していきます。
密封できる
キャットフードを保存する際には、密封できる容器が良いとされています。
これは、空気に触れることでのフードの酸化を防ぐためです。
フードが酸化してしまうと、味や風味、品質が落ちてしまい、新鮮さがなくなってしまいます。
飼い主さんは愛猫のために新鮮なフードを提供したいと思っていると思います。
密封できるものであれば、品質を保つことが可能なうえ、人間が使用するものも多くあるため、バリエーションが豊富にあります。
保存できる量
キャットフードは一袋1.5㎏などで販売されています。
量が多いですが、一度開封してしまうと、残りの全部を保存しなければならなくなります。
小分けにして保存することもできますが、開封するたびに小分けにしていては手間がかかります。
そのため、一回にすべての量が保存できるものを選ぶようにしましょう。
普段食べているフードの量と保存できる量を確認してから、購入することがおすすめです。
容器の色
透明な容器のものは、フードの減りを確認することができます。
今どのくらい減っているのかを確認できることで、フードの飼う時期を逃すことがなくなります。
そして、ウェットフードを保存する際には、見た目の変化がわかるため、食べれる食べれないの判断もすることができます。
容器の素材
容器は様々な素材で作られています。
プラスチック、ステンレス、ガラスなど様々ですが、飼い主さんの使いやすいものを選ぶことができます。
プラスチックは、落として割れることがありませんし、ステンレスでは温度が高くなることがなく、ガラスは見た目がかわいいものが多いなどの特徴があります。
保存容器の種類
現在キャットフードの保存容器には様々なものが販売されており、それぞれに特徴があり、何が良いのか迷ってしまう飼い主さんもいることかと思います。
ここでは、保存容器の種類について紹介していきます。
フードストッカー
フードステッカーは開封したパッケージをそのまま保存しておけるタイプのものとなります。
パッケージには遮光効果が含まれているため、その効果を継続しておけるとともに、ストッカーにもその効果があります。
匂いが漏れることもなく、密封することができます。
しかし、湿気には弱いことが多いため、乾燥材などを中に入れておく必要があります。
乾燥材を蓋の上に付けることのできるタイプのものも販売されています。
キャニスター
キャニスターは開封したものを別の容器に移し替えて保存しておけるタイプのものとなります。
キャニスターは密封しておくには非常に便利なものとなっていて、空気が入ってしまうと自動的に空気を抜いてくれるものなどもあります。
一度開封してその後移し替えるという手間がかかりますが、酸化を防ぐためにはキャニスターが一番良いとされます。
キャニスターは湿気も防ぐことができるため、フードの変質が起こりにくくなっています。
ディスペンサー
ディスペンサーは毎回決まった量のフードを簡単に取り出すことのできるものとなります。
基本的には、上にフードを入れて、下からハンドルなどを回すとフードが出てくる仕組みになっています。
毎回フードの量を測る手間を省くことができ、今では24時間自動的に餌を出してくれるものもあります。
しかし、ディスペンサーは置く場所を考えておかないと猫がいたずらして餌が出てきてしまう恐れもあります。
まとめ
キャットフードを保存する容器はどんどん変化しています。
飼い主さんが保存容器にきちんと入れておけば、いつまでも新鮮なフードを保存しておくことができるのです。
保存容器を選ぶときには、ポイントを踏まえながら、なおかつ飼い主さんが使いやすいものを選ぶようにしてください。
多頭飼いしている場合にはフードの減りも早いため、移し替えるのがめんどうという際には、袋ごと保存しておけるフードストッカーが便利です。
また、酸化や湿気を気にするならキャニスターを使用する、猫の食事の際の飼い主の手間を省くならディスペンサーなど使いやすいものを選びましょう。