キャットフードのレビュー

シンプリーキャットフードの評価と安全性・評判を解説

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シンプリーキャットフードの評価と安全性・評判を解説

シンプリーはモグニャンやカナガンと同じく、レティシアンという会社が販売するイギリス産プレミアムキャットフードです。

ネットでの評価は高く人気のある商品ですが、実際にはどうなのでしょうか?

シンプリーの原材料、安全性、評判、値段など、様々な疑問についてここでは説明しています。

シンプリーの基本情報

シンプリーの基本情報

評価項目 評価(10/10)
原材料 10
安全性 8
嗜好性 8
コスパ 6
口コミ・評価 6

ココがポイント

  • 新鮮な魚を使用して動物性タンパク質が73%以上
  • 消化不良やアレルギーの心配が少ないグレインフリー
  • ヒューマングレードの原材料
  • 人工添加物・合成酸化防止剤は不使用
  • 安全基準の高い工場で製造
対応ライフステージ 全年齢
販売価格 3,960円
体重4kgの成猫1日あたりの価格 約185円
内容量 1.5kg
主原料 骨抜き生サーモン
穀類 不使用
酸化防止剤 ビタミンE
ミール・副産物 不使用
合成酸化防止剤 不使用
合成香料・合成着色料 不使用
原産国 イギリス
販売元 GAペットフードパートナー

編集部によるシンプリーの総評

シンプリーは猫に必要な良質な動物性タンパク質が73%も含まれている高タンパクフードです。

新鮮なサーモンやニシンなど、人間が食べることができるレベルの原材料を使用することで猫の喜ぶ美味しさも備えていると判断しました。

また、その他にも栄養価の高い原材料が含まれているため、バランス良く栄養を摂取することができるでしょう。

穀類を一切使用しないグレインフリーのフードであるため猫の消化器に負担をかけず、また穀類にアレルギーのある猫でも安心して与えることができます。

100gあたりのナトリウム量が0.8%とやや高めな点は気になりましたが、概ね安心して与えられる高品質なフードであると判断しています。

シンプリーの製造は厳しい管理のもとで行われ、猫にとって有害な人工添加物や合成酸化防止剤も不使用です。

このように高品質で安全性にも優れるシンプリーですが、無添加ゆえに、一度開封してしまうと酸化しやすいフードでもあります。

シンプリーのパッケージは開けてしまうと密封できないため、他の容器に移して保存しなければならないところは欠点でしょうか。

シンプリーの原材料と安全性を徹底分析

シンプリーの原材料と安全性を徹底分析

ネットでの評判が高いシンプリーですが、どのようなフードなのでしょうか?

ネットの評価だけではなく、実際にシンプリーの原材料を分析しながら品質や安全性を徹底分析していきたいと思います。

シンプリーの原材料表と成分表

シンプリーの原材料表と成分表は以下の通りです。

原材料表

原材料表

原材料

骨抜き生サーモン(31%)、サツマイモ、乾燥ニシン(12%)、乾燥サーモン(11%)、ジャガイモ、サーモンオイル(8.1%)、乾燥白身魚(6.5%)、生マス(4.65%)、サーモンスープ(2.3%)、ミネラル類(硫酸化亜鉛一水和物、硫酸化第一鉄分水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、アルファルファ、クランベリー、タウリン、マンナンオリゴ糖、クラフトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ

粗タンパク質 37%
脂質 20.0%
粗繊維 1.5%
粗灰分 9.5%
水分 7.0%
オメガ6脂肪酸 1.33%
オメガ3脂肪酸 3.89%
カルシウム 1.89%
リン 1.32%
カリウム 0.6%
マグネシウム 0.13%
ナトリウム 0.8%
エネルギー(100gあたり) 約380kcal

シンプリーに使用されている原材料

シンプリーに使用されている原材料

シンプリーの主な原材料は動物性タンパク質を豊富に含んだ新鮮な魚です。

新鮮な骨抜き生サーモン、乾燥ニシン、乾燥サーモン、乾燥白身魚、生マスなどが含まれ、猫本来の食生活に近い栄養が摂取できます。

主な原材料であるサーモンなどの新鮮な魚は原材料全体の73%以上も使用されていますが、タンパク質が最も重要な栄養素である猫にとっては理想的と言えます。

それ以外にも、サツマイモやジャガイモなど、メインである魚以外の原材料からも多くの栄養が摂取できます。

また、穀類は含まれていないため、猫の消化器官に負担をかけにくい点も特徴でしょう。

穀類を使用しないことで炭水化物量も抑えられ、肥満につながる血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。

人間が食べることのできる高品質な原材料を使用しているシンプリーは、安全性にも優れた高タンパクフードです。

骨抜き生サーモン

シンプリーの主原料は、タンパク質が豊富に含まれた、人間が食べることもできる新鮮な骨抜き生サーモンです。

猫の体にとって良質な動物性タンパク質は最も重要な栄養素です。

良質な動物性タンパク質を多く含みながらカロリーは低いサーモンは、肥満になりにくい優秀な食材です。

また、サーモンには良質なタンパク質以外にも、EPA、DHA、ビタミンD、ビタミンE、アスタキサンチンなど、多くの栄養素が含まれています。

サツマイモ

サツマイモには豊富な食物繊維が含まれますが、炭水化物の中でも消化がしやすく、猫の消化器官に負担をかけにくい食材です。

サツマイモに含まれる豊富な食物繊維には腸内環境を整える働きがあります。

また、毛玉の排出を促す効果も期待できます。

水分と一緒に摂取することで満腹感を得やすい食材でもあるサツマイモは、猫の食べすぎを防ぐこともできる優れた食材です。

乾燥ニシン・乾燥サーモン

シンプリーの主原料である魚類には、乾燥ニシンと乾燥サーモンも含まれています。

乾燥サーモンには前述したように豊富なタンパク質やその他の栄養素が含まれます。

ニシンにもカルシウム、DHA、EPA、マグネシウム、リン、ビタミンD、ビタミンB群などの栄養が豊富に含まれています。

特にカルシウムは猫の骨の形成には不可欠な栄養素です。

ビタミンB群は筋肉や皮膚、被毛の成長などに欠かせない栄養素でもあり、不足してしまうと欠乏症の症状が出てしまうため、日々の食事から必要な量を摂取する必要があります。

また、ニシンに多く含まれるオメガ3脂肪酸は、猫の毛並みや皮膚の健康を維持する働きがあります。

ジャガイモ

ジャガイモは主に炭水化物を含みます。

人間ほどの炭水化物は必要としない猫ですが、少量の炭水化物は必要であると考えられています。

また、ジャガイモに含まれる食物繊維は腸内環境を整えるためにも必要で、猫の便秘の改善にも効果が期待できます。

ジャガイモには炭水化物や食物繊維の他にも、ビタミンC、ビタミンB6、鉄分、マグネシウムなどが含まれています。

消化がよい食べ物である点も、ジャガイモの嬉しい特徴です。

うれしい食材

シンプリーの原材料にはその他にもサーモンオイル、生マス、クランベリーなど、猫にとって嬉しい効果のあるものが含まれています。

サーモンオイル、生マスには、EPA、DHA、ビタミンB、ビタミンD、アスタキサンチンが含まれています。

高い抗酸化作用を持つクランベリーには、ビタミン類、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、食物繊維、キナ酸、βカロテンなどなど多くの栄養が含まれています。

キナ酸は猫のかかりやすい病気である尿路結石の予防に効果が期待できます。

シンプリーの安全性について

シンプリーの安全性について

シンプリーは人間が食べることもできるヒューマングレードの新鮮な原材料を使用したフードで、安全性に関してのこれと言った問題は見当たりません。

人間が食べることのできるものを使用しているため、必然的に栄養価にも優れています。

穀類を一切含まないグレインフリーであるため、猫の消化器官に負担をかけることなく、穀類にアレルギーのある猫にも安心して与えることができるでしょう。

また、シンプリーは猫にとって有害な保存料などの人工添加物を一切含んでいない無添加のフードです。

その反面、開封後のフードは酸化しやすくなっているので注意が必要です。

このような弱点はありますが、総合的に見ても、シンプリーは安全性に優れた優秀なキャットフードであると言えます。

製造会社はイギリスのGAペットフードパートナーズ社

シンプリーはイギリスのGAペットフードパートナーズ社が製造を行っています。

GAペットフードパートナーズでは、飼い主と猫がいつまでも一緒にいるためにと健康的でおいしいキャットフードが作られています。

シンプリーも、動物栄養学者との共同研究から、猫にとって最適とされる食事のために開発されました。

シンプリーが製造される工場では品質の管理も徹底されていて、製造ラインが常にモニターにより監視されていたり、品質テストも製造前と製造後の2回にわたって行われています。

設備内の空気と水は再利用されるなど、環境にも配慮がされ、地球に優しい製造を行っています。

シンプリーの1日の給与量

シンプリーの1日の給与量

シンプリーは全年齢に対応したフードであるため、どのライフステージの猫にも与えることができます。

他のプレミアムキャットフードと比べて、特に給餌量が多い、少ないということはなく、標準的な給餌量のキャットフードと言えるでしょう。

メーカーでは公表していませんが、シニア猫の場合などは給餌量を減らすなどの調整を行ってもいいかもしれません。

月齢 子猫 体重 成猫
2ヵ月未満 20~30g 2.5 kg未満 25~35g
2~4ヵ月 30~55g 2.5~3.5kg 35~45g
4~6ヵ月 55~75g 3.5~4.5 kg 45~60g
6~12ヵ月
75g~ 4.5 kg~ 60g~

シンプリーはこんな猫におすすめ

新鮮なサーモンをメインに使用し、良質なタンパク質を豊富に含むシンプリーは、総合栄養食としてどのライフステージの猫にもおすすめできる全年齢対応のキャットフードです。

特に、肉より魚を使用したフードを好む猫にはおすすめのキャットフードでしょう。

シンプリーは昨今のプレミアムキャットフードの中で比較するとカロリーがそこまで高いわけではないので、肥満気味の猫や、ダイエット中の猫にもおすすめできそうです。

ダイエット中はカロリーは控えめにしても、タンパク質はしっかり摂る必要があるので、シンプリーの様なフードはぴったりでしょう。

また、穀類を一切使用していないグレインフリーのキャットフードであるため、穀類でお腹を壊してしまう猫や、穀類にアレルギーがある猫にも安心して与えることができます。

シンプリーはどこで買える?

シンプリーはペットショップやホームセンターなどでの販売が行われていません。

基本的にはネット通販でのみ購入できます。

そこで、ネット通販ではどこが一番お得に買えるのかを調べてみました。

シンプリーは、楽天での取り扱いはありませんが、公式サイトからは直接購入ができるようになっています。

価格は1袋3,960円(送料640円)です。

シンプリーが最大で20%お得・定期コースがおすすめ

シンプリーを購入する場合は、最大で20%もの値引きが適用される定期コースがおすすめです。

定期コースでは毎月届けられる商品の数量によって10~20%の値引きが適用されますが、1点のみの購入でも、10%オフの3,564円という特別優遇価格で購入ができます。

また、送料は一律640円で、お届けの数量によって送料が高くなってしまうことなどはありません。

編集部からのコメント

シンプリーは公式サイトからの注文がお得なようです。

公式サイトには、定期コースというものがあり、定期コースを選択すればさらにお得にシンプリーを購入できます。

公式サイトからの注文であれば、賞味期限の極端に短い並行輸入品などが届くこともないようです。

金額の面でも安全の面でも、シンプリーの購入は公式サイトからの注文が良いでしょう。

シンプリーのQ&A

シンプリーのQ&A

キャットフードの購入前には商品に様々な疑問を持つ飼い主さんもいるかと思います。

ここからは、シンプリーの商品に対してよくある質問に答えていこうと思います。

シンプリーを猫が食べないときは?

猫が食べ物を食べないときには様々な原因があります。

単純に味の好みが合わないということもあると思います。

それ以外にも、粒が大きくて食べられない場合もあります。

この場合には小さく砕いてあげることで食べられるようになります。

また、お湯などでふやかしてあげるのも良いでしょう。

お気に入りのおやつやウェットフードをトッピングすることで食いつきが良くなることもあります。

シンプリーはどこで買える?取扱店は?

シンプリーは公式サイトから直接注文ができます。

ペットショップなどでは購入できないため、注意が必要です。

シンプリーは公式サイトから購入するのが一番お買い得です。

金額的にも安く、定期コースを選択すればさらにリーズナブルに購入できます。

それ以外にも特典やメリットがあるため、シンプリーの購入は公式サイトから行うのがおすすめです。

シンプリーの保管方法は?

シンプリーを保管する場合は、直射日光を避けて暗いところで保管するようにしましょう。

シンプリーのパッケージは完全に密封することができません。

開封後は鮮度や風味を保つためにも、密封のできる容器に移し替えて保存するのが良いでしょう。

ドライフードを冷蔵庫で保存する方もいますが、結露によってカビが生えたり、変質する恐れもあるため、冷蔵庫での保存は避けてください。

シンプリーの口コミ・評判

シンプリーの口コミと評判を調べるにあたり、公式やアフィリエイトサイトの情報はアテになりませんので、生の声を集めるべくTwitterのつぶやきから調べてみました。

まとめ

シンプリーは新鮮な魚類をメインに使用し、良質なタンパク質豊富に含むプレミアムキャットフードです。
タンパク質以外にも猫に必要な栄養素がバランス良く含まれているので、総合栄養食として全年齢の猫に与えることができます。

人間が食べることのできる高品質な原材料を使用している点も特徴で、猫の好みにも合う食材の香りがそのまま残っています。

穀類を含まないグレインフリーのフードであるため、猫の消化器官に負担をかけず、穀類にアレルギーのある猫にも安心して与えることができます。

人工添加物や合成酸化防止剤なども使用されていないので、安全性に関しては何も問題はないでしょう。

プレミアムキャットフードの中で比較するとカロリーがそこまで高いわけではないため、肥満にもなりにくいフードであるとも言えそうです。

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