安全なキャットフードの選び方

キャットフードナビ

【2019年】プロのペット記者が選ぶキャットフードランキング

プロのペット記者が選ぶキャットフードランキング

「市販のキャットフードは劇物まみれで原材料に産廃が使われてるって本当!?」

「グレインフリーって何?プレミアムフードは本当に安全なの?」

「うちの子にピッタリのキャットフードはどれ?」

当サイト「キャットフードナビ」は日頃ペット業界で執筆しているライター達で送るキャットフード専門の情報メディア。

粗悪な原材料に危険な添加物まみれのキャットフード産業の事実を伝え、安全で最適なキャットフードとは何かを探ります。

キャットフードの評価基準

キャットフードの評価基準を設けるにあたり、ペット記者のネットワークをフル活用して動物病院、ペット情報メディアにヒアリングを行いました。

主観が入るので参考に留めていますが、メーカーへの取材も行っています(恨みを買うかもしれませんが…)。

また、SNSを通じて大勢の猫の飼い主様にアンケートのご協力を頂き、飼い主目線の意見も取り入れました。

私達スタッフ自身も猫飼いということもあり、第一に安全性、そして健康面への配慮などを中心に評価してみました。基本的には成猫用として判断していますが、ライフステージや療養食・機能食は別途考慮しています。

キャットフードランキングでは、いい加減な理由でモグニャンとカナガンを上位にあげているアフィリエイトサイトとは異なる、一歩踏み込んだ評価が出来たと思います。

原材料

原材料の品質と配合バランスを評価しています。

品質の面ではヒューマングレードであるか、アレルギーを考慮しているか、穀物不使用(グレインフリー)であるか、などが評価基準になります。

配合バランスの面では高タンパク質・低炭水化物を基本とし、肉・魚などの動物性タンパク源の含有量が炭水化物(糖質+食物繊維)よりも多いものを高く評価しています。

一方で、下記のような粗悪なミール・肉副産物を使用していたり、4Dミートの疑いがあるキャットフードは評価を下げています。

粗悪な原材料

ミートミール、フェザーミール、ミートエキス、ミートパウダー、家禽ミート、肉類副産物、鶏副産物、魚類副産物、肝臓腺粉、動物性乾燥消化物、鶏肉副産物の消化物、家禽副産物粉、乾燥レバー消化物、魚粉、あらびき粉、骨粉(ボーンミール)、肉類、動物性油脂、獣脂、家畜油脂ほか

猫の食品として不適切な原材料を使用しているキャットフードは、その意図と分量によって判断しました。

主原料の肉や魚の含有量よりもコーンや小麦などの方が多いカサマシ商品は低く評価しています。

不適切な原材料

小麦、小麦粉、小麦胚芽粉、小麦ふすま、小麦蛋白、トウモロコシ、トウモロコシ粉、コーングルテン、コーングルテンフィード、コーンブラン、大豆、大豆ミール(大豆油カス)、大豆粉、脱脂大豆、糊化されていない米、中白糠、パン粉、ホミニーフィード、ふすま、でんぷん類、砂糖、糖類、ビートパルプ、セルロースなど

安全性

キャットフードの安全性を評価する基準として、有害な人工添加物を使用していないかをポイントとしています。
特に下記のようにアレルギー性皮膚炎の原因物質や発がん性が認められている物質を使用しているキャットフードは評価を下げています。

危険な添加物

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、没食酸プロピル、エトキシン、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ポリリジン、亜硫酸ナトリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、プロピレングリコール、セレン化合物、ソルビトール、グリシリジン・アンモニエート、グリセリン、pH調整剤、香料、調味料、膨張剤、二酸化チタン、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色105号、黄色4号、黄色5号、黄色6号、青色1号、青色2号、青色102号ほか

嗜好性

せっかく選んだキャットフードも食べてくれなければ意味がありません。
嗜好性は猫の好みによっても左右されてしまうため、SNSやネット上の評価をできるだけ細かく比較したうえで客観的に評価を行いました。

添加物を使用したキャットフードは嗜好性が高い傾向がありますが、近年では無添加のフードでも高い嗜好性を示すものが増えてきています。

コスパ

価格に対して高品質なキャットフードはコスパに優れているという点で評価しています。

いわゆるプレミアムキャットフードと呼ばれているフードの値段を見ると「ちょっと高いかなぁ」と感じることがあるかもしれません。

しかし実は、高品質なキャットフードは品質に劣るフードと比べると吸収率がはるかに高く、与える量が少なくて済むため、1日当たりのコストは変わらなかったりすることもあります。

口コミ・評判

キャットフードの口コミや評判に関しても、当サイトは客観的な視点を徹底し、SNSなどネット上での批評など、なるべく多くの意見を鑑みたうえで評価の基準としました。

キャットフード総合ランキング

1位:モグニャンキャットフード

キャットフードの特長

  • 新鮮な白身魚を贅沢に使用
  • グレインフリー(穀物を不使用)
  • 合成保存料・人工添加物無添加
評価項目 評価(10/10)
原材料 10
安全性 10
嗜好性 9
コスパ 9
口コミ・評価 9

モグニャンはこんなキャットフード

モグニャンは国内メーカーが生産するキャットフードです。

原材料の60%以上に新鮮な白身魚を使用。粗タンパク質は30%と理想的な配合。

穀物の代わりに食物繊維が豊富で消化に良いサツマイモを使用したグレイフリー(穀物を不使用)で人工添加物も不使用です。

FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しい基準を満たすイギリスの工場で生産しており、安全性も問題ありません。

グルテンフリー グレインフリー 人工添加物不使用 魚メイン 

原産国 イギリス
対応ライフステージ 全年齢
通常購入価格 3,960円
内容量 1.5kg
体重5kgの成猫1日あたりの価格 約185円

編集部からのコメント

モグニャンはカナガンの輸入代理店がイギリスのカナガンの製造工場でOEM生産している新ブランドです。人気ラップグループ「ケツメイシ」が楽曲提供している姉妹品「モグワン」のテレビCMの影響で、知名度が爆発的に広まりました。
原材料に新鮮な白身魚を使用、人工添加物不使用、グレインフリーと三拍子そろったキャットフードです。
パッケージが小さいためコスパが悪いという評判を見かけますが、実際は一日当たり約185円と、プレミアムフードとしては悪くはないコスパです。

2位:カナガンキャットフード

キャットフードの特長

  • 健康な平飼いチキン使用
  • グレインフリー(穀物を不使用)
  • 合成保存料・人工添加物無添加
評価項目 評価(10/10)
原材料 10
安全性 10
嗜好性 9
コスパ 9
口コミ・評価 8

カナガンはこんなキャットフード

カナガンはペット先進国イギリスで生産されているプレミアムキャットフードです。

日本の愛猫家の方への認知度も高く、ネット上でジワジワと口コミが広がり、現在多くのユーザーから愛されるキャットフードです。

モグニャンが白身魚をメインにしたフードであるのに対し、カナガンは新鮮な平飼いチキンをメインの原材料にしています。

これにより、粗タンパク質は37%とモグニャン以上で、猫にとって十分な量を食事から得ることができます。

また、モグニャン同様にグレインフリーで、代わりに食物繊維豊富なサツマイモを使用しているため腸内環境の改善が期待できます。

グルテンフリー グレインフリー 人工添加物不使用 肉メイン 

原産国 イギリス
対応ライフステージ 全年齢
通常購入価格 3,960円
内容量 1.5kg
体重5kgの成猫1日あたりの価格 約158円

編集部からのコメント

カナガンはロイヤルカナン、アカナといったトップブランドを押して、インターネットで最も売れているキャットフードじゃないでしょうか。
健康的走り回らせて育てたチキンを60%以上使用、穀物の代わりにGI値が低いサツマイモ等を使用(グレインフリー)、人工添加物無添加。
店舗展開はしておらず、インターネット販売のみというのが残念ですが、継続購入すれば毎月必要な分が届くので、買い足しに出かける必要がありません。キャットフード界の「らでぃっしゅぼーや」や「Oisix」といったところでしょうか。
ステマとの噂もありますが、それを差し引いても品質が勝っていると判断し、あえて2位に持ってきました。

3位:ねこはぐ

キャットフードの特長

  • 国産原料100%使用
  • ノンオイルコーティング
  • グルテンフリー
評価項目 評価(10/10)
原材料 10
安全性 10
嗜好性 10
コスパ 5
口コミ・評価 8

ねこはぐはこんなキャットフード

ねこはぐはプレミアムキャットフードでは珍しい純国産のキャットフードです。

欧米では主流となりつつあるグレインフリーではなく、あえて大麦や雑穀米を使用しているグルテンフリーである点が特徴です。

これは少量の大麦を原材料に使用することで、腸内環境の改善を図るという考え方によるものです。

国産のプレミアムキャットフードということで注目を集めているねこはぐですが、国内製造というだけでなく、原材料もすべて厳選された国産の食材を使用しています。

ねこはぐの厳選された国産原料は、すべて人間でも食べることができる、いわゆるヒューマングレードの食材です。

本来肉食の猫にとって、タンパク質は重要な栄養素であり、キャットフードの良し悪しを判断する指標のひとつにタンパク質の割合があります。

ねこはぐのタンパク質の割合は28.5%と外国産プレミアムキャットフードに比べると少ない数値ですが、これは絶対的には十分な数値であり、むしろ高齢の猫や腎臓の弱った猫などには適しているとも言えます。

グルテンフリー ノンオイルコーティング ヒューマングレード 人工添加物不使用 純国産 

原産国 日本
対応ライフステージ 全年齢
通常購入価格 6,960円
内容量 1.5kg
体重5kgの成猫1日あたりの価格 約312円

編集部からのコメント

ねこはぐは100%国産原材料にこだわり、九州産の若鶏や鰹節を使用したキャットフードです。生産も国内工場という、今トレンドの純国産ブランドです。人気愛猫モデルの愛用によりインスタグラムで人気が爆発しました。
流行りのグレインフリーではなく、食物繊維も必要という理由から敢て穀物を使用、油脂の酸化を防ぐために通常行うオイルコーティングを省くなど、健康面への配慮が1段階上のレベル。
カナガン、モグニャンに比べると割高ですが、純国産なので仕方ないところか。もう少し安ければ、1位に推しました。

4位:オリジン(ORIJEN)キャットフード

キャットフードの特長

  • カナダ産ヒューマングレード原料
  • グレインフリー(穀物を不使用)
  • 合成保存料・人工添加物無添加
評価項目 評価(10/10)
原材料 10
安全性 10
嗜好性 10
コスパ 5
口コミ・評価 7

オリジン(ORIJEN)キャットフードはこんなキャットフード

オリジンはプレミアムキャットフードの中でも、こだわり抜いた特に非常に高品質な原材料を使用しているキャットフードです。

信頼する生産者から調達された地元の新鮮な食材は、最先端のキッチンでキャットフードとして調合されます。

現在は「レジオナルレッドキャット」「6フィッシュキャット」「キャット&キトゥン」「フィット&トリムキャット」の4種類のラインナップが展開され、それぞれメインの原材料に違いがあります。

それぞれを簡単に説明すると、「レジオナルレッドキャット」はビーフやイノシシ、ラム、「6フィッシュキャット」は6種類の天然魚、「キャット&キトゥン」と「フィット&トリムキャット」は鶏肉をメインの原材料にしています。

すべてのオリジンキャットフードは「生物学的に適正」という理念に基づき、オリジンは猫が本来必要とする肉とタンパク質に富んだキャットフードとして製造されています。

グレインフリーのフードでは多くみられる、ジャガイモやタピオカなどの血糖値を急上昇させる高GI食材の使用を行っていない点も特徴です。

また、ビタミン・ミネラルも最小限に亜鉛と銅の2種類のみが添加されています。

これは自然の素材の栄養を逃さない低温調理で加工するため、必要な栄養素が原材料のみで十分に満たされているためです。

グルテンフリー グレインフリー ヒューマングレード 人工添加物不使用 肉メイン 魚メイン 

原産国 カナダ・アメリカ
対応ライフステージ 全年齢
通常購入価格 6,300円
内容量 1.8kg
体重5kgの成猫1日あたりの価格 約266円

編集部からのコメント

オリジンはプレミアムフードの草分け的な存在です。
原材料は全て放し飼いされた鶏肉や七面鳥肉、天然魚、巣に産み落とされた卵など、手間をかけて育てた健康的なヒューマングレードの食材のみを使用しています。
タンパク質を40%、炭水化物(全て低GI)を19%以下という栄養素の配合は、野生から進化した現代の家猫に理想的な配合です。

5位:アカナキャットフード

キャットフードの特長

  • ヒューマングレード
  • グレインフリー(穀物を不使用)
  • 合成保存料・人工添加物無添加
評価項目 評価(10/10)
原材料 8
安全性 10
嗜好性 10
コスパ 5
口コミ・評価 6

アカナキャットフードはこんなキャットフード

カナダ産のプレミアムキャットフードであるアカナは、現在3種類のラインナップが用意されています。

3種類のネーミングは「ワイルドプレイリーキャット」「パシフィカキャット」「グラスランドキャット」となっており、どれも全猫種、全年齢に対応したフードですがそれぞれ原材料が異なります。

鶏肉をベースに豆類や魚類を加えた「ワイルドプレーリーキャット」、ニシンやイワシ、アブラカレイなどの新鮮な魚類をベースに調合された「パシフィカキャット」、天草を与えられて育ったラム肉、放し飼いで育てられた鴨肉、全卵などをメインに使用している「グラスランドキャット」という具合です。

また、アカナキャットフードは、3種類すべてが原材料に穀類を使用していないグレインフリーであるのも特徴です。

アカナの原材料である新鮮な肉や魚は、手つかずの自然が残るカナダ産で信頼のおける生産者から提供されたものです。

それらを、多くの賞を受賞している自社の工場でキャットフードとして加工していますが、原材料は新鮮な生のままの状態で毎日キッチンへ運ばれています。

穀類を使用せず、肉や魚の含有量が70%以上、フルーツや野菜の割合は20%以上のアカナキャットフードは、猫にとって最も重要なタンパク質は十分な量を確保しながら、消化の難しい炭水化物の量は抑え、嗜好性にも優れたプレミアムフードです。

グルテンフリー グレインフリー ヒューマングレード 人工添加物不使用 肉メイン 魚メイン 

原産国 カナダ
対応ライフステージ 全年齢
通常購入価格 5,800円
内容量 1.8kg
体重5kgの成猫1日あたりの価格 約242円

編集部からのコメント

世間ではオリジン(同メーカー)の廉価版とも評されていますが、アカナ自体も優秀なキャットフードに違いはありません。
原材料は全てヒューマングレードで、原材料表示にミールという表記がありますが、人が食べられる品質だそうです。グレインフリー、添加物は亜鉛と銅くらいで、健康のために天然ハーブを配合しているなど、非の打ちどころがありません。

最適なキャットフードの選び方

最適なキャットフードの選び方

「今あげているキャットフードは愛猫にとって安全なの?」

食の安全が声高に叫ばれている昨今ですが、ふとした折に疑問に思った方も多くいらっしゃると思います。

例えば「値段が安い」「近所で売っている」「ウチの猫はこれしか食べない」「ペットショップで与えられていたのでそのままずっと」など、やむを得ない事情で現在のフードを選択しているということもあるかと思います。

それでもときには「この選択は間違ってないかな?」と振り返ることもあるかと思います。

どんなことを基準にしてキャットフードを選ぶとよいのか?

とても大切なその部分に迫ってみたいと思います。

安全なキャットフードとは?

ここからは、安全なキャットフードの選び方について解説していきたいと思います。

では、「逆に危険なキャットフードってあるの?」「見分け方はあるの?」とお思いになった方もいらっしゃることでしょう。

まずは猫の健康にとって好ましくないキャットフードについて原材料の点から説明していきます。

愛猫に食べさせているフードの成分表示がわかるように、キャットフードのパッケージをお持ちのうえ、お読みいただければと思います。

「この表示はどのような原料なのか?」ここでは、その項目の意味について解説したいと思います。

まずは、それぞれの言葉の意味を解説していきたいと思います。

「4Dミート」「家禽副産物、肉副産物」「ミール、オイル」

  • 4Dミートとは
    「Dead(死んだ動物の肉)」「Dying(死にかけの動物の肉)」「Diseased(病気の動物の肉)」「Disabled(障害のある動物の肉)」それぞれの単語の頭文字Dを取って「4Dミート」と呼ばれます。

    これらを見ると、飼い主としては、なるべく愛猫に与えたくないと思うこともあるでしょう。

    日本国内においては、基本的に4Dミートは人間の食卓に上ることはありませんが、ペットフードの原材料として使用されることはあります。

    原材料として使用されていても、キャットフードの原材料表示に「4Dミート」という記載が見られることはありません。

  • 家禽副産物、肉副産物とは
    肉副産物は肉そのものではありません。

    「肉となる部分以外の、精製されていない組織」を肉副産物と言います。

    具体的には食肉となる段階で出てくる、脳、胃腸、脾臓、腎臓、肝臓、肺などの内臓と、血液、骨です。

    この部分が猫にとって悪い原料となりうるのかというと、必ずしもそういうわけではなく、貴重な栄養源になるとの意見もあります。

    ただし、粗悪なペットフードには、本来使用されるはずのない毛や羽根、糞便などが含まれている可能性もあります。

  • ミール、オイルとは
    食肉処理の業界において、食肉を処理する際に発生する直接食用にできない部分を集めて油脂を搾り出す工程の事を「レンダリング」と呼びます。

    「オイル」はレンダリングを行った際に出る油脂のことで、「ミール」とは、この油脂にした後の搾りかすを集めて肉骨粉としたものです。

    「ミール」とは「挽く」という意味で、肉骨粉となったものは主にペットフードに利用されています。

    レンダリング業者によると、鶏を原材料としたものを「チキンオイル」や「チキンミール」、牛を原材料としたものを「油脂」や「牛の肉骨粉」、豚を原材料としたものを「油脂」や「ポークミール」、魚を原材料としたものを「魚油」や「魚粉」と呼びます。

    かつては、ペットフードの原材料として人間があまり利用しない部分を有効利用することが優先されたため、ペットフードの原材料として積極的に利用されてきました。

    安価なキャットフードを求める一定の需要もある以上、これらの肉がキャットフードに混ざっている可能性があることは念頭に置くべきかもしれません。

    どうしてもこれらの肉が混ざったフードを食べさせたくないという場合は、ヒューマングレードのフードを選ぶ必要があります。

    ヒューマングレードとは、人間が食べることのできるレベルの食材を使用しているという意味です。

香料、着色料、酸化防止剤などの化学合成物質

日本においては、キャットフードだけでなくペットフードの安全確保を図るために、平成21年6月から「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されました。

これにより、製造メーカーにおいてはキャットフードに加えられる添加物について、何を使っているのかをパッケージに表示する義務があります。

では、キャットフードにはどのような添加物が添加されるのでしょうか。

  • 香料
    その名の通り、フードに香りづけをするために加える添加物です。

    人工的に合成された香料と、原材料から抽出される香料があります。

    猫は色を識別する能力が低く、視力は人間の10分の1程度です。

    このために、猫は見た目よりも匂いで食べものの善し悪しを判断していると言われています。

    人工的な香りを嫌がる猫ちゃんもいるでしょうが、キャットフードに付いている香料は、猫の食いつきを良くするために添加されるものです。

  • 着色料、発色剤
    フードに色を付け、鮮やかにし、美味しそうに見せる添加物です。

    化学合成された着色料と原材料から抽出した着色料がありますが、化学合成されたものは猫のみならず人間にとっても有害なものがあるので注意が必要です。

    前述の香料でも触れましたが、猫は色を識別する能力が高くありません。

    人間は、光の三原色である赤・青・緑を識別することで物を見ていますが、猫はそのうちの赤を識別する能力が低いと言われています。

    したがって、本来色を着ける必要がないキャットフードに色を着けるのは、飼い主である人間に対して美味しそうに見せるために添加しているものと考えられます。

  • 酸化防止剤
    キャットフードに含まれる脂質は、空気に触れると酸化し、過酸化脂質となります。

    この過酸化脂質は動物の体内に入ると、さまざまな病気の原因になると考えられています。

    そのため、フードの酸化を防ぐために加える添加物が酸化防止剤です。

    酸化防止剤には、合成されたものと、天然由来のものがあります。

    中でも化学合成されたものについては、猫に与える際に注意が必要なものもあります。

  • 保存料
    フードの中にいる細菌の増殖を抑制し、変質や腐敗を防ぐために加える添加物です。

    殺菌する作用はありません。

    お菓子、ソーセージ、漬物などの加工食品に多く使われている添加物です。

    食品添加物として添加が認められているものではありますが、猫に与える際に注意が必要なものがあります。

  • 食物繊維、ビタミン類、アミノ酸、核酸、ミネラル
    原材料となる食品を加工しただけでは必要な栄養素の量に達しない場合に、これらが添加されます。

    ペットフード業界では、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たすために添加しています。

    食物繊維については、猫が飲み込んだ毛を出しやすくしたり、胃腸のはたらきを促すために加えられます。

参考:ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ):農林水産省

穀類などの原料

近年、猫を飼っている人の間でも「グレインフリー」や「グルテンフリー」という言葉を耳にすることが多くなりました。

「グレインフリー」とは穀物不使用という意味ですが、ペットフードにおける「グレイン」とは主に、米(イネ)、小麦、トウモロコシを指しています。

「グルテンフリー」とは、小麦などに含まれるタンパク質のひとつである「グルテン」を含んでいないことです。

この、グレインフリーや、グルテンフリーのフードを与えることによるメリットのひとつは、猫の消化器官に負担をかけにくいということです。

本来肉食である猫は、草食動物と比べると腸の長さが短く、肉以外の食物を消化するのが得意ではありません。

また、もうひとつのメリットは小麦アレルギーを持つ猫にも安心して食べさせられるという点です。

人間の場合もそうですが、小麦アレルギーの原因となるアレルゲンは、小麦に含まれているグルテンです。

ただし、猫にも少量の穀類を必要とする考え方もあり、グレインフリーであるから良いとは一概に言いきれないところはあります。

またグレインフリーを謳っているフードでも、どの原材料までを「グレイン」とするかの線引きは曖昧で、はっきりと決められていないのが現状です。

ただし、パッケージの原材料表示を見たときに穀類が先頭に記載されているキャットフードについては、注意が必要だと思われます。

原材料表示の先頭に記載がある原料ほど含有量が高いという意味なので、グレインが先頭に記載されているキャットフードは、かさ増しのために多くの穀類を使用しているからです。

本来肉食である猫にとって最も必要とされる栄養素は、肉や魚に含まれる良質なタンパク質であるという点とあわせて理解しておきましょう。

猫の年齢で選ぶ

キャットフードのパッケージにかかれている「子猫用」「成猫用」「高齢猫用」などの表示です。

一般社団法人ペットフード協会によると、フードの表示は以下のように分けられています。

①哺乳期:生まれてから30日程度まで。猫には猫用ミルクを与えます。

②離乳期:生後20~60日くらいまで。「幼猫用」や「子猫用」のフードを与えます。

③成長期:生後50~1年くらいまで。「子猫用」「成長期猫用」のフードを与えます。

④成猫期:1~6歳を成猫とし、「成猫用」のフードを与えます。

⑤高齢猫期:6歳以降は高齢猫とされます。「高齢猫用」や各機能に配慮したフードを与えます。

まずは、この表示を基準に選びましょう。

成長期でたくさんの栄養分を必要とする子猫にとっては「子猫用」の表示のあるキャットフードであれば間違いはありません。

なぜなら、栄養素やエネルギーの含有量がいちばん高い値に設定されているからです。

逆に「高齢猫用」は低脂肪で低カロリーのフードです。

人間と同様に、猫も高齢になると運動量や代謝が低下し、一日のエネルギー摂取量が少なくて済むからです。

キャットフードの表示は以下のようなものが多いかと思います。

  • 子猫用(キトゥン用、キトン用)
    一般に、猫が子猫でいる年齢は、生まれてから1歳を迎えるまでの間とされています。

    離乳してから1歳になるまでの間のキャットフードは、「子猫用」と表示されているものを選べばまず間違いはありません。

    母猫の母乳、又は子猫用のミルクは生後4週齢くらいまでを目安に与えます。

    5週~8週齢くらいは、子猫の離乳食を開始します。

    子猫用のカリカリをぬるま湯でふやかしてこれを離乳食として与えたり、ウェットフードを与えるのが一般的です。

    8週齢くらいになり、離乳食をきちんと食べられていて、体重も標準通り増えていれば、いよいよカリカリをそのまま与えてみます。

    はじめは上手に食べることができないので、少量から与えてみてください。

    子猫用のウェットフードと併用したり、混ぜてみたりして様子を見ます。

    カリカリを噛んできちんと食べられていたら、徐々に量を増やしましょう。

    1回の食事で与えるフードの量は、パッケージに記載されています。

    子猫の1日の食事の回数は、子猫の食べる量にもよりますが、5~6回ほどに分けて与えます。

    子猫の内は胃袋が小さいので、少量を何回かに分けて食べることになります。

  • 成猫用(アダルト用)
    猫は1歳を超えると成猫です。

    猫は、人間の年齢に換算すると、1歳の時点で17歳くらいです。

    1歳を超えると「成猫用」のフードを与えることができ、広く販売されている猫ちゃん用のおやつなども与えることができるようになります。

    カリカリを与える量はパッケージに記載があることと思いますが、食事の回数は1日当たり2~3回になります。

  • 高齢猫用(シニア用)
    猫は、6歳くらいから「高齢猫」と言われる分類になります。

    人間に換算すると40歳くらいなので、まだ若い印象を受けますが、猫にとってはシニアになる一歩手前の年齢であり、このころから外見が衰えてきたり、体調に変化が現れたりします。

    ちなみに、野良猫の場合は5歳くらいが寿命だと言われています。

    高齢猫に与えるフード自体は「成猫用」で問題ありませんが、愛猫が食べてくれる「シニア用」のフードを探し始めてみてもいい時期です。

    体調に変化が現れ始めてきたら、体調の変化に合わせたフードに替えるのもいいでしょう。

猫の体調や体質、病気から選ぶ

ところで、フードを変えた方がよいとされる猫の体質にはどのようなものがあるのでしょうか?

一般社団法人ペットフード協会でも、この分野においてははっきりとした定義づけがなされていないようです。

ですが、どのような猫ちゃんに向けたフードであるのか、用途についてはフードのパッケージに表示が記載されています。

愛猫に気になる症状が現れている場合は、この表示を参考にして選ぶとよいでしょう。

では、どんな表示があるのでしょうか?

  • 肥満
  • 毛玉ケア
  • 下部尿路の健康維持
  • 室内ねこ用

スーパーなどで販売されているフードの表示でも主にこのようなものがあるかと思います。

その他にも、動物病院で処方される療養食もあります。

何らかの疾患を抱えて療養食を選ぶ場合は、医師の指示に従ってください。

キャットフードの原材料(成分)で選ぶ

キャットフードはさまざまな原材料で構成されています。

お手元のキャットフードのパッケージを見てみましょう。

原材料欄のいちばん始めに記載されている原材料が、いちばん多く使用されている原材料です。

下に行くほど、含有量は少なくなります。

それではキャットフードの成分表示を元に、使用される原材料の主なものについて解説したいと思います。

  • 肉類
    チキン、ターキー、ビーフ、ラムなどの肉類です。

    日本語で「鶏、七面鳥、牛、羊」の表記である場合もあります。

    肉食動物である猫のためのごはんとなるキャットフードは、この表示が上位にあるものが望ましいです。

    含まれる栄養素は、主にタンパク質や脂質となります。

  • 魚類
    サーモン、まぐろ、かつお、いわし、舌平目などの魚類です。

    かつお節が使われているものもあると思います。

    キャットフードの表示では、肉類の代わりに、これらの魚類の表示がある場合もあります。

    含まれる栄養素は、主にタンパク質や脂質となります。

    肉類同様に、魚類をメインに使用したフードも猫にとって望ましいフードと言うことができます。

  • 穀類
    小麦、大麦、米、玄米、とうもろこしなどの穀類です。

    猫は肉食動物なので、もともとこの穀類の消化に適した体の構造になっていません。

    穀物を消化する酵素を持ち合わせていないのです。

    なので、猫によっては、消化不良を起こしたり、アレルギーを発症したりする場合があります。

    ですが、キャットフードにはよく含まれている食品でもあります。

    理由として、穀類は安価であるため、つなぎやかさ増しのために多く用いられるのです。

    最近はキャットフードの表示に「グルテンフリー」や「グレインフリー」という言葉を目にすると思います。

    これはどういう意味なのでしょうか?

    「グルテンフリー」

    小麦などの穀類に含まれるタンパク質を使用していないという意味。

    グルテンは小麦アレルギーの原因となる物質です。

    小麦アレルギーの人は、このグルテンという物質を摂取することができません。

    「グレインフリー」

    穀類を使用していないという意味。

    グルテンフリーよりも広い範囲で穀類の使用を制限しているということになります。

    近年見られ始めたこの表記は、穀類の消化に適さない猫の体に少しでも配慮したフードを与えたいという、飼い主の意識が高まっているためではないでしょうか。

    ※この事柄については、別の項目にて詳しく触れていきたいと思います。
    (「危険なキャットフード」「穀類などの好ましくない原料」へリンク)

  • その他
    さつまいも、じゃがいも、豆など、芋類や豆類を使用しているキャットフードもあります。

    これらに含まれる栄養素は、ミネラル、食物繊維、ビタミン、糖分などです。

    食物繊維は、腸内環境を整えるのに適しています。

    腸の中をきれいにして便秘を予防したり、飲み込んだ毛玉を排出させやすくします。

    ミネラル、ビタミンは体の代謝、免疫力を高めるのに欠かせない栄養素です。

    糖分は、体が活動をするエネルギー源となります。

  • 添加物
    添加物は、食いつきを良くするために香りづけをしたり、色をよく見せたり、酸化防止や保存のために人工的に添加される化合物のことです。

    人間用の食品にも含まれていますが、体の小さな猫に与える際は十分に注意が必要な物質です。

どの材料が多く含まれているフードを選べばいいのか、考え方は飼い主さんそれぞれおありだと思いますが、筆者は肉類または魚類を多く含むフードを選ぶことをおすすめします。

何故なら、猫は完全肉食動物であり、肉や魚のタンパク質から多くの栄養を摂取することができる動物であるからです。

参考:ライフステージ別のフード|一般社団法人ペットフード協会

参考:ペットフードの種類|一般社団法人ペットフード協会

猫の種類(猫種)で選ぶ

猫は、種類やボディタイプによって筋肉量が違ったり、短毛か長毛かで被毛を保つために必要な栄養量が異なります。

(猫は種類によって体型が異なりますが、この体型のことをボディタイプといいます。)

また、猫種によって体質が異なり、かかりやすい疾患などが異なってくるため、その猫に合わせたフードを選ぶ必要があります。

猫種ごとに栄養量を調整したキャットフードを製造販売しているメーカーも存在します。

ですが、一般社団法人ペットフード協会によると、猫種別のフードに対しての定義は今のところ無いようです。

では、ウチの愛猫にはどのようなフードを選んだらよいのでしょうか?

その中でも主なものをあげていきます。

  • チンチラ
    美しく長い被毛をたたえた猫種のチンチラは、基本的におっとりした性格の子が多いと言われています。

    ですが、長い被毛を毛づくろいしてお手入れするために、胃腸に毛を溜めやすく、毛玉を吐きやすい猫であると言えます。

    ヘアボールの対策のために、食物繊維を多く含むフードを与えるとよいでしょう。

    チンチラには以下のようなフードを選ぶとよいでしょう

    「チンチラ用」や「長毛種用」の表記があるもの

    「毛玉(ヘアボール)対策」の表記があるもの

  • ベンガル
    原種に近い猫種であるヤマネコとの交配種であるベンガルは、温和で甘えん坊の性格だと言われていますが、好奇心が旺盛で、運動量が多くなる子が多い傾向があります。

    また、胴体が長く、がっちりとした筋肉質の体型をしているため、その美しい筋肉を保つタンパク質を多く必要とします。

    ベンガルにとって理想的なのは、タンパク質の含有量が35%以上あるフードです。

    これは、タンパク量を多く摂取することで基礎代謝を上げ、太りにくい体質を維持することにも役立ちます。

    ベンガルには以下のようなフードを選ぶとよいでしょう。

    タンパク質を多く必要とするため、グルテンフリーやグレインフリーのもの

  • マンチカン
    丸みのある顔に短い脚、その愛らしい見た目で人気の猫種です。

    他の猫種に比べると、その体型のせいで運動不足になってしまう子が多いと言われています。

    また、臆病な子が多いと言われていて、ストレスの対策にも気を配る必要があります。

    健康面に一層の配慮をしてあげないと、思わぬ病気になってしまうこともしばしばです。

    特に、摂取カロリーとフードの成分表示は気を付けて見てあげるようにしましょう。

    マンチカンには以下のようなフードを選ぶとよいでしょう。

    肥満の予防のために炭水化物を抑えた、グルテンフリーやグレインフリーのもの

    免疫力を高めるビタミンやミネラルを多く含むフード

  • スフィンクス
    体表を覆うのはわずかな産毛のみ。

    猫っぽくない、まるで遠い宇宙から飛来したかのような見た目で、猫好きに非常に人気の猫種です。

    毛玉への配慮は少なく済みますが、しわの多い体表に皮脂を溜めやすいため、脂っぽくなりやすく、皮膚病には注意が必要です。

    体を拭いてあげるなど、こまめなケアを欠かさないようにしましょう。

    また、スフィンクスは遺伝的に心臓疾患を抱える子が多いと言われています。

    スフィンクスには以下のようなフードを選ぶとよいでしょう。

    皮膚疾患予防のため、低アレルゲン食材(サーモン、ターキー等)をメインに使用したもの

    グルテンフリーやグレインフリーのもの

  • ソマリ
    アビシニアンの長毛種であるソマリは、アビシニアンの活発で好奇心旺盛、フレンドリーな性格をそのまま残しています。

    襟や尻尾にマフラーのようなたっぷりとした被毛をたたえ、まるで女王様のような気品にあふれていますが、その好奇心から運動量が多く、タンパク質を多く必要とします。

    また、泌尿器系や皮膚の疾患にかかりやすい子が多いと言われていますので、その点でも注意が必要です。

    ソマリには以下のようなフードを選ぶとよいでしょう。

    かかりやすい疾患である下部尿路の疾患に配慮したもの

    タンパク質を多く必要とするため、グルテンフリーやグレインフリーのもの

    皮膚疾患の予防のため、低アレルゲン食材(サーモン、ターキー等)を多く使ったもの

キャットフードの種類

現在ではペットショップや通販サイトで、様々な種類のキャットフードが販売されています。

キャットフードの種類は、含まれている水分量によって大きく分類されます。

水分量10%以下の「ドライフード」、水分量75%以上の「ウェットフード」の2種類が主流です。

さらに水分量25~35%程度の「セミモイスト」という、ドライフードとウェットフードの中間的な位置づけのフードもあります。

種類ごとに、それぞれどんな違いがあるのかを知っておくと購入しやすくなるでしょう。

上記のキャットフードの形状以外にも、キャットフードを目的や特徴で分類することもできます。

穀物を一切使用していないキャットフードのことを指す「グレインフリー」などがそれにあたります。

また、キャットフードは「子猫用」や「成猫用」、「シニア用」などライフステージ別(年齢別)での販売もされています。

その他にもアメショー用やラグドール用など、猫の種類別にキャットフードを販売しているメーカーがあります。

猫の種類に合わせて期待できる効果などが書かれていて、効果を特別期待できるかは分かりませんが、成分は調整されています。

猫の種類でキャットフードを選ぶのも良いかもしれません。

それでは、それぞれのキャットフードの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

ドライフード

ドライフードは、「カリカリ」と呼ばれたりもするキャットフードです。

栄養バランスが高く、猫の基本食として毎日の食事に取り入れられています。

ドライフードは水分量が少なく、しっかり密閉管理すれば長期保存をしやすいといった特徴があります。

乾燥しているので、ドライフードを与える際にはお水も一緒に用意してあげましょう。

ドライフードは適度に硬さがあるので、歯周病の予防やあごを鍛えるといった効果も、実はあります。

しかし、硬さのあるドライフードは歯が生えそろっていない子猫に与えるのは好ましくありません。

歯が生えそろってから与えるようにすると良いでしょう。

ドライフードを好まない猫は、歯やあごが弱くなるという説もあります。

  • ドライフードのメリット
    添加物が少ない
    長期保存がしやすい
    栄養バランスが良い
    歯垢の除去や、あごが鍛えられる
  • ドライフードのデメリット
    湿気がこもるため冷蔵保存は不可

ウェットフード

ウェットフードは、魚や肉をほぐした形状のフードのことで、主に缶詰やパウチなどで販売されています。

ドライフードより水気が多く、消費期限が短いといった特徴があります。

猫は、とろみのあるものを好む傾向にあります。

ウェットタイプのキャットフードは、味の種類が多いので好き嫌いの多い猫にも適しています。

魚や肉の香りや食感が残っており、猫にとって満足度が高いフードだと言えるでしょう。

実は猫の食いつきが最もいいのがウェットフードと言われています。

体調や年齢によって硬いドライフードが食べられない猫には、ウェットフードのほうが適しています。

開封後は腐敗しやすいので、放置せずに20分以内には片付けるようにしましょう。

  • メリット
    柔らかくて食べやすい
    肉の風味が強く嗜好性が高い
    水分補給にもなる
    一食分の梱包のため鮮度が保たれる
  • デメリット
    価格はドライフードに比べて割高
    開封後は腐敗しやすく、注意が必要
    歯垢、歯石が付きやすく、口臭の原因に

セミモイスト

ジャーキーや半生タイプのフードなど、水分量が25~40%ほど含んだ柔らかいキャットフードを、セミモイストと言います。

セミモイストは、ドライフードとウェットフードの両方の特徴を併せ持っていて、食いつきが良いです。

キャットフードというよりも、おやつに多いタイプかもしれません。

独特の食感を楽しめることからドックフードではよく見られますが、キャットフードでは少ないタイプです。

食いつきが良いため、ドライフードが苦手な猫や食欲が低下している猫に適したフードです。

しかし半生の状態であるため、細菌繁殖や腐敗を防ぐための添加剤が含まれているフードも多いです。

セミモイストタイプのキャットフードを買う際には、危険な添加物が使用されていないかを成分表示で確認しましょう。

  • メリット
    食いつきが良い
    長期的な保存が可能
    食欲不振やドライフードが苦手な猫にも最適
  • デメリット
    添加物が使用されているものが多い

激安キャットフードの危険性

キャットフードに関わらず、値段が安いというのには何かしら理由があります。

特にスーパーやホームセンターでは安価なキャットフードも大量に販売されていますが、これらが安価である理由などを説明しています。

キャットフードが安価である理由は

  • 原材料
  • 添加物
  • 賞味期限

ほとんどの場合は、上記の3つの理由に絞られます。

【原材料】

激安と言われるようなキャットフードは原価を抑えて作られており、主にトウモロコシの芯や、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプがかさ増しのため使われています。

猫は穀物を消化するのが苦手なため、これらの原料は猫の体に負担をかけてしまう可能性があります。

また、人間の食用として用いられる部位以外(本来廃棄される部位)や、病気になった動物の肉、交通事故などで死んでしまった動物の肉(4Dミート)、またはその動物の爪や羽など、消化しにくい部位を加工したものをミートミール、肉骨粉といい、これらも激安キャットフードの原材料とされています。

【添加物】

激安キャットフードには必ずと言っていいほど、BHA、BHTと呼ばれる添加物が含まれています。

強力な酸化防止剤で、発がん性や変異原性の可能性があり、継続して摂取し続けることで体内に蓄積し、体調を崩したり、アレルギーを発症してしまう可能性も高まります。

添加物はこれだけではありません。

安価なキャットフードで赤や緑や黄色など、カラフルなものを一度は見たことがあるのではないでしょうか。

これらは合成着色剤を使用することで、飼い主さんにとっての彩が良く、美味しそうに見えるという理由だけで添加されています。

しかし、着色剤は天然由来のものも存在しているため、すべてが危険というわけではありません。

【賞味期限】

賞味期限が近いものや大量の受注により、売れそうにないものをセール品として非常に安く売っている場合があります。

賞味期限があるのは強力な防腐剤などの添加物を使用していない場合もあるため、成分をよく見て購入するのであれば問題ない場合もあります。

缶詰やウェットのキャットフードの安全性

ウェットフードタイプのキャットフードだけを与え続けても良いのでしょうか?

キャットフードに限らず、ペットフードはドライタイプ、ソフトドライタイプ、セミモイストタイプ、ウェットタイプと種類が豊富で、体調や体質、猫の好みによって与え分けている方が多いかと思います。

ウェットフードは、香りが良く嗜好性が高いため、好き嫌いが激しい猫ちゃんがドライフードを食べなくなった際に、食いつきを良くするために与える方も多いかと思われます。

しかし、食いつきが良いからと言って、与え続けて良いかどうかは別の話です。
  
ウェットフードを与え続けるメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

【メリット】

  • 高い嗜好性
    メリットとして一番挙げられるのは、やはり食いつきが良いということでしょう。

    缶詰などウェットタイプのフードを与えたことがある飼い主さんならわかると思いますが、ウェットタイプのフードを開封した際の香りは、人間の私たちでも美味しそうと思える良い匂いのするものもあります。

    猫の感じる味覚は「酸味」「苦味」「塩味」だけです。

    これは食べた際に体に対して毒性がないかを判断するために発達した味覚と言われています。

    甘味を感じることがないのは、肉食動物である猫の主食の肉には甘味成分が含まれていないため、甘みを感じる味覚が発達しなかったと言われています。

    また、猫は味覚よりも嗅覚や温度により食べ物が美味しいかどうかを判断するため、香りの強いウェットタイプのフードは、より食いつき良くなります。

  • 水分の補給になる
    ウェットタイプのフードはその名の通り、水分を豊富に含んでいて、基準としては75%以上水分を含有しているものがウェットタイプのフードとして定義されます。

    もともと水分を摂ることを苦手としている猫の水分摂取に適しています。

  • 常に新鮮な食事を与えられる
    ウェットフードは基本的には1パック1食ずつ与える用に分けられているため、常に新鮮な状態のフードを与えられるのは大きなメリットでしょう。
  • 猫が飽きない
    種類が豊富なため、飽きっぽい猫にも嬉しいメリットでしょう。

猫の大好物である魚の種類はマグロ、カツオ、ツナ、イワシ、サーモン、タイ、アジなど豊富に発売されているだけでなく、肉類もポーク、チキン、ビーフ、ササミ、レバーなど、組み合わせ次第で味や香りを変えて多くの種類が販売されています。

【デメリット】

  • 保存できない
    水分を多く含んでいるので、開封後は冷蔵庫で保管したとしても1日~2日程度の保存しかできず、基本的には開封した日に食べきってしまわないとお腹を壊してしまう場合などあります。
  • 添加物の危険性
    雑菌の繁殖を防ぐための合成保存料、嗜好性を高めるための添加物が多く含まれている場合があり、特に粘度のあるウェットタイプのフードは、「増粘剤」を使用されていることがあります。

    また、猫ちゃんの食いつきを良くするために合成添加物で香りづけしているものも少なくありません。

  • 歯周病のリスク
    柔らかく、粘りがあるため、歯茎や歯の間に食べ残しが蓄積される恐れがあります。

    毎日のデンタルケアを行っているのであれば問題ないかと思いますが、できるだけ歯周病になるリスクは減らしたいものです。

では、どういったタイプのフードが良いと言えるのでしょうか?

ウェットタイプのフードでも無添加のものや歯周病のことが考えられたフードは販売されていますが、総合栄養食とされているドライフードであれば、まず間違いはありません。

ドライフードにはある程度の歯磨き効果もある点もおすすめできる理由です。

現在は危険な添加物を使用せず、かつ嗜好性にも優れたドライフードもたくさんあるため、愛猫に合ったドライフードを選んであげるましょう。

キャットフードの保存方法

キャットフードの保存方法は、適切な保存方法を認識しておかなければ無駄な出費に繋がりますし、猫ちゃんの食いつきにも関わってきます。

猫は犬と比べても好き嫌いが多いと言われています。

いつも与えているフードを突然食べなくなったり、一度美味しいものを与えてしまうことで味を覚えて、いつものフードを食べなくなったりなど、このような経験をされた飼い主の方もいるかと思います。

フードが「酸化」してしまうと香りや成分が変わり、猫はこれを本能的に避けている可能性があります。

フードが酸化してしまうと嗜好性が低下するだけでなく、体調を崩す原因となってしまう場合もあります。

キャットフードの保存方法はフードの種類によっても異なるため、適した方法を学んでいきましょう。

【ドライフード】

ドライフードは一番日持ちしやすいフードではありますが、添加物(保存料)などが入っていない無添加のドライフードであれば賞味期限が短くなってくるため、正しい保存方法知る必要があります。

フードは空気に触れることで酸化が進んでしまうため、真空に近い状態にする必要があります。

ジップロックなどに入れて、真空に近い状態にしたフードを温度が高い場所や湿度のある場所、直射日光を避けて保管するようにしましょう。

【ウェットフード】

水分量が多いためにドライフードよりもはるかに劣化の速度が速く、基本的に保管するのには適していません。

しかし大きな缶詰などを買ってしまい食べきるのが難しくなった場合は保管が必要になってきます。

その場合はタッパーなどに移して冷蔵庫に保管して、翌日に食べきるのがベストです。

それでも食べきれないほどの量であれば、冷凍保存しかありません。

冷凍保存の場合もできれば数日のうちで食べきるようにしましょう。

解凍する際は、できる限り風味を落とさないためにも冷蔵庫でゆっくり解凍するか、鍋に移し弱火で茹でてあげると香りも出るので食いつきも落ちなくなります。

酸化が進んだ食べ物は風味が落ちるだけでなく、活性酸素と過酸化脂質という老化を促進する物質が増加するなど、猫の体にとっても良くない状態です。

酸化した状態の食べ物を体内に取り入れてしまうことで、細胞が錆び、老化が進み、病気になりやすい体質になってしまいます。

酸化の原因には油が大きく関係しています。

キャットフードには嗜好性を高めるための油が含まれていて、この油が酸化を進めてしまいます。

酸化防止剤を使用しているキャットフードもありますが、BHAなど強力な酸化防止剤を使用しているフードは、それだけ体への負担が大きくなってしまう場合があります。

一方で、天然の酸化防止剤が含まれているフードも近年では販売されています。

猫の健康のことを考えると、そのようなフードを選んだ方が良いでしょう。

夏場は特にキャットフードの保存方法に注意が必要です。

食いつきが良くないな?と感じたら、キャットフードの酸化を疑ってみても良いでしょう。

通販でしか買えないキャットフードって大丈夫?

自宅にいながら買い物ができるネット通販が主流となってきた昨今、キャットフードも様々なものを通販で買えるようになりました。

しかしながら、まだまだ通販に不安を感じる方も多いのも当然です。

市販フードを買うのにメリットとデメリットがあるのと同様に、通販でもそれは同じです。

疑問に答えるために通販のメリットとデメリットを説明します。

キャットフードを通販購入するメリット・デメリット

メリット

  1. 商品の知識を得た上で購入できる
    ネットで購入する際には、段階を踏んで購入までたどり着くことになるかと思いますが、商品説明や成分などの記載があるかと思います。

    作業工程や原材料まで詳しく写真付きで解説してくれているサイトもあります。

  2. 安全性が高い
    店頭販売されているフードは、安く大量に仕入れます。

    そして売れ残ったりすると長い期間陳列されることになります。

    このようなこともあり、市販のフードの多くは、強力な防腐剤が含まれていたり、消費期限の記載のないものまであります。

    それと比較すると、通販専門フードの場合は大量生産しなくて良いため、原材料や品質にこだわったものが多く、受注生産しているメーカーもあるほどです。

デメリット

  1. 日数が必要
    当然のように注文してから届くまでは日数が必要になり、海外からの輸入であれば、1週間~2週間程度の日数がかかってしまう場合もあります。
  2. 思っていた商品と違う
    写真と実物との違いなどは、通販で商品を購入したことがあれば経験したことがある人も多いかもしれません。

    パッケージが予告なく変更となってしまう場合などが意外と多く、愛猫に与えるのに不安になってしまうこともあるかと思います。

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